レッドリスト1 レッドリストはたくさんある|動物解放団体リブ

レッドリストとは、絶滅しそうな動植物のリスト

レッドリストは一つしかないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は数多くあるのです。

レッドリストと聞くと、無意識に思い浮かべているのは、
IUCN(国際自然保護連合)レッドリスト。

IUCNレッドリスト が世界標準

日本オリジナルのレッドリスト

主なものは2種類。

・環境省レッドリスト(陸の動物)
水産庁レッドリスト(海の動物)

さらには、都道府県ごとのレッドリスト、学会などが作ったレッドリストがあります。

世界各国やNGOが独自に作ったレッドリストもあり、乱立している状況です。

つまりオリジナルのレッドリストは、地球の利益よりも、国益や省益、産業の利益に沿うように作られることがある、ということです。

水産庁と環境省のレッドリスト

行政や産業は、自分たちに都合の良いレッドリストを、自ら作り、客観的な根拠であると主張します。
マグロ漁、捕鯨、イルカ猟、ツキノワグマ猟などの根拠として持ち出すものです。

当然、世界には通用しませんし、呆れられていますが、主権者である私たちを丸め込むには十分です。
注意しなければなりません。

活動的には少なくともIUCNのレッドリストを参照し、
行政や産業、そして意思決定者である主権者にもIUCN基準を求めましょう。

日本の行政機関、政治家には、私たちは地球人であるという意識が欠落しているように思います。
”我が国”が存続することができるのは、まず地球があるからです。

関連投稿


《参照》
IUCNレッドリスト
https://www.iucnredlist.org/
環境省レッドリスト
https://www.env.go.jp/press/files/jp/110615.pdf
水産庁レッドリスト
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/170321.html

明けましておめでとうございます。(代表 目黑峯人)

昨年前半は、まだ日本一周調査 南日本編を行っていました。
もう10年くらい前の出来事のような気がしています。


昨年後半
は、リブをNPO法人化し、内部システムの整備を行い、団体として生まれ変わりました。
NPO法人化によって社会的信用度を高め、システム的には一線級のNPOに近い体制が作られつつあります。

このタイミングで基盤整備を行うことになったのは、
今後、リブが成長し続け、社会への影響力を高め、
動物解放を現実に近づけていくために必要だったからだと思っています。

今年は、リブらしい魅力的で機能的で成果主義の活動を行うため、
リブ独特の事業組織財源のカタチを作っていく年に、
そして、動物解放にとってさらなる前進の年にしたいと思っています。


これまでリブのキャッチフレーズは「動物を解放しよう」でした。
NPO法人化に伴い、団体名に「動物解放」を入れましたので、キャッチフレーズを心機一転しました。
新キャッチフレーズは
「どうぶつのみかた」
です。
子どもたちの世代に、本当の動物の味方は どういう人々なのか、何をすればいいのか、ということを伝えたいからです。


リブに参加してくださるみなさまのご支援、コミットメントに深く感謝しています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
真剣に、冷静に、パワフルに、そして軽やかに、共に動物解放を進めていきましょう。


NPO法人 動物解放団体リブ
代表理事 目黑峰人

Webワークショップ:地方の寂れた行政系動物園の特徴と、活動|LIB

本記事は、活動する場合において皆さんに役立てていただけるよう、Webワークショップと位置づけています
長いですが、ご参考にしていただければ幸いです。

地方の古い行政系動物園には、共通している要素があります。
《特徴》 《動物にとって》 《活動のヒント》
の順番でまとめます。

《特徴:地方の古い行政系動物園》

 ・行政が運営しているか、指定管理者制度で地元の小さい業者が請け負っている
 ・無料か低料金
 ・まれに幼稚園や保育園の遠足に使われる
 ・ふれあい体験=ハラスメント体験を行う
 ・どこも財政的に危機的な状況にあり
 ・職員のやる気は低く
 ・しかし行政なので掃除は行き届いており
 ・しかし決められたこと以外は行わない
 ・クレームに怯える
 ・役場の職員が持ち回りで担当している場合は特に動物への愛情があるわけでもなく、専門家でもなく、2年〜3年をやり過ごす場所
 ・シルバー人材センターやボランティアで維持されている。

《動物にとって》

 ・形態展示
 ・コンクリートの床
 ・鉄格子
 ・貧相なエンリッチメント
 ・専門知識の在るスタッフがおらず福祉的な期待ができない
 ・当然常駐の獣医もいない
 ・たまたま動物に愛を持っているスタッフがいればいいが、いなかったら人間からの愛は一切無く、単なる展示物として生きる。
 ・ゆえにエネルギーがなく、暗い表情をしており、人間に対して敵対的な態度を取るか、あるいは寂しくて寄ってきたりなどする場合もある。
 ・死んでも、遺体がホルマリン漬けや剥製にされる場合もある。大抵は腕の悪い剥製師によるもので、縫い跡が荒く、動物の表情もひどい。目の周りや手先、足先など柔らかい部分から崩れていくが、ボロボロになり、中綿が見えているような状態になっても展示されている。
 ・寒い時期に、熱帯夜温帯の動物に、暖房設備やビニールシート等でケアしているかいないかは重要な視点。してない施設は論外。即閉鎖したほうが良い。しかし日本には多い。

《活動のヒント》

 ・人口減少、地方財政の縮小でますます経営は厳しくなっていくことが予想されるので、活動としては比較的有利な条件
  しかしながら税金が入っていることと、園長は係長レベルが多いようで、自分の代で潰したくないという意図から存続している。
  較的財政状況が良い自治体の場合や、国からの補助金や過疎債などが使える場合は施設をリニューアルする可能性がある。リニューアルされたら潰すわけにはいかなくなるので、存続が長引く。  
・地方に行くほど、動物園や水族館の実態について知らない人が多い。
  また、幼稚園保育園の遠足の思い出、親に連れて行ってもらった思い出、子どもを連れて行った思い出など、個人的な愛着をもっている人々が多い。ゆえに動物よりも、自分の思い出を優先してしまう。なぜ動物園や水族館を閉鎖すべきか、動物がどのような状態なのかの教育が必要。

 ・しかしながら、地方に行くほど、活動家が少なくなる。特に犬猫以外の動物全般となると極端に活動家が減る。動物全般であっても、啓発系が多い。もし現場ができる人がいたら、その活動家に調査のスキルや知識、コミュニケーションを学んでもらう必要がある。そこまでやれる人は更に減る。
 ・上記の条件を勘案しながら、きっちり動ける活動家を養成する必要がある。

 ・行政系施設なのでクレームは非常に効果的。
  行政は、できるだけ上にクレームを入れるのがコツ。一番上から、町長- 総務部長- 部長クラス- 課長クラス- 係長クラス- 主任等々。町長に行くのがよい。
  議会は、議長か、リベラル系の議員か公明党系の議員、保守系でも動物に同情的な方は多いので、地元の議員を調べておくと良い。

 ・最悪の打ち手は、現場で怒りを持って飼育員にクレームをすること。飼育員の感情を阻害したら動物に向かうかもしれないし、自分たちに不都合なクレームを上に上げることもしたがらない。感情的で一時的な、自分の不満のガス抜きでしかないクレームは愚策。動物のために止めましょう。穏やかでしっかりしたクレームであっても、現場の職員には決定権がないので、なるべく上役に届けるのが良い。

 ・大人用のしっかりした内容の啓発チラシ、あるいは子供用のわかりやすチラシを作り、動物園水族館周辺や幼稚園保育園、小学校、中学校周辺の家へのポスティングや、PTAに直接送付するのもよい。
 ・やれることは沢山ありますし、未開発の活動手法も無限にあります。ぜひトライ&エラーして、手法を共有し、活動のレベルを高めていきましょう。

天下一対談 谷津裕子先生

『天下一対談』は、代表の目黑が、各界で活躍されている方々と対談するシリーズです。

第一弾は、谷津裕子先生
谷津先生は、
東京慈恵会医科大学医学部看護学科 教授
首都大学東京大学院 客員教授
京都大学大学院 非常勤講師

として活躍され、
またイギリスのグラスゴー大学で動物倫理・動物福祉を学ばれました。

谷津がなぜ動物問題に取り組むようになったか、
どうやってヴィーガンになっていったのか、
執筆中の本について、これからの日本の活動について、
たっぷり語り合いました。
そして、谷津先生おすすめの本も紹介しています。

話したいことはまだまだあったのですが、第一弾です。
面白くてためになる話が沢山あります。
秋の夜長、勉強の秋、面白いのでぜひご覧ください。
何かやることがあるひとは、音声だけ聞いてても面白いと思います。

※チャンネル登録お願いします。
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戦略: 動物産業 市場の縮小

例えば、一つの動物産業業者を閉鎖させたとします。
閉鎖には、人・時間・資金など、多大なリソースが必要です。
動物解放を進める団体や個人は、現在の日本では極めて少数です。
これまで閉鎖を求める活動も行われていますが、リソース対効果は低いと観察されます。

しかしながら、それだけのリソースをかけて業者が一つ無くなったところで、その業種の市場はそのまま残っています。人は
その余剰分の利益を取りに、ほかの業者が参入し、結果として市場規模は元に戻ります。

上記の状況を勘案すると、動物解放における最も有効な戦略は、
動物産業市場の縮小です。

手順は
動物産業以外に、動物産業の実態を伝える
・実態を可視化することで生まれるネガティブイメージにより動物消費を減らし
・既存動物産業の旨味を減らし
・新規参入を防ぎ
・市場を縮小し
・新たに生まされる動物数を順次縮小
・未来の動物解放を行う

となります。

つまりターゲットは、動物産業ではなく、動物消費者です。
遠回りのように見えますが、これが最も早いルートだと考えられます。

説得材料は様々であり、ターゲットにフィットした材料と方法で行うことが効率を高めます。
・倫理
・気候変動
・健康
・形而上学的理由
・ファッション
・等

※注
上記材料の内、倫理以外はヒューマニスティックでエゴイスティックな動機です。
気候変動・健康・形而上学的理由が満たされたら、あるいは別な根拠が示されたら、再び動物搾取に戻る可能性があります。
ほか3つの理由でハードルを下げたあと、倫理という利他的、アニマリズム的な動機にシフトさせる必要があります。