動物園水族館や動物園水族館ファンは、『美談力』を操ります。
『美談力』とは
「あらゆる状況を美化し、自分に有利に解釈し、表現する能力」
つまり、
① あらゆる悪いことは、自分たちにに一切の責任は無い。
② あらゆる悪いことは、責任はすべて環境や他の人類である。
③ あらゆる良いことは、自分たちの力である。
④ あらゆる良いことは、自分たちの手柄である。
⑤ あらゆる自分たちが行うことは、自分たちのためではない。
動物たちや一般市民のためである。
我々は、収容所やファンのそのような能力を、
『美談力』
と呼んでいます。
『美談力』による表現の例
「いのちの箱舟」
→箱舟は動物を解放したことを忘れているのでしょうか。
収容所は、いのちを収容し、監禁し、一生を使い捨てます。
収容所にとって、動物のいのちは商材であり、資産です。
「命の大切さを教える」
→実態は、「命を収容し、監禁し、搾取し、使い捨て、人間の思い通りに扱っていいという、動物の搾取を教える」です。
「動物たちが元気を与えてくれる」
→動物にその意識はありません。そして動物たちは人間に見られ続けるストレスで元気を失って行きます。
「頑張れ〇〇!」
→拉致し、監禁し、弱らせておいて、あるいは無理な繁殖をして弱い個体を作り、「頑張れ」とはどういうことでしょう。
「人々に勇気を与えている」
→動物にその意識はありません。
「いのちきらめく、うみの杜」(仙台うみの杜水族館)
→いのちを、監禁し使い捨てにしているのが実態です
そもそもうみではありません。プールであり水槽という監禁するための箱です。
「ふれあい体験」
→動物の主体性を無視し、一方的に触る体験にすぎません。
ふれあい体験は、動物にとってはハラスメントです。
「子どもが生まれるように応援してください!!」
→繁殖とは、生まれながらに監禁される、奴隷を生み出すこと。
野生動物の家畜化。
物言えぬ商材(動物たち)を生み出すことです。
「種の保全 / 絶滅から救う」
→これまでその種を野生から監禁し、絶滅の片棒を担いで来たのは誰か。状況が変わって、搾取の旗手から、保全の旗手へと、旗印を変えました。しかし、ここで重要なのは、やっていることは何も変わっていない、監禁であり、搾取である、ということです。
ここでは一例ですが、収容所のWebsite、SNS、パンフレットは、このような文言に埋め尽くされています。
『美談力』を見破る
『美談力』を意識しながら、収容所の表現を観察してみてください。
そのほとんどは、収容所が行なっていることと見事に真逆です。
これから未来、私たちと動物たちとの真の意味の共生を考え、実現していく上で、
収容所のこのような言葉や写真に騙されてはいけません。
動物たちを救うために、動物園水族館にお金を落とさないようにしましょう。
動物を解放しよう。