IMFが行うクジラ保護政策|動物解放団体リブ

IMFが行うクジラ保護政策

IMFが発表したレポート
「自然界が示す気候変動の解決法 クジラ保護政策が温室効果ガスと地球温暖化の抑制につながる可能性。」
https://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/fandd/2019/12/pdf/Chami.pdf
の要点をまとめます。

IMF「自然界が示す気候変動の解決法 クジラ保護政策が温室効果ガスと地球温暖化の抑制につながる可能性。」より

中でも印象的だったのは、
「クジラは人間の道具ではない。この巨大な生き物はその存在自体に価値があり、生きる権利を持っている。」
との記述。

「クジラ保護のために各国がとるべき行動をアドバイスし、監視し、協調させるのに最適な立場にあるのは国際金融機関だ。」
という文章も印象的でした。

本レポートを発表したIMF(国際通貨基金)とは、通貨と為替の安定を図る国際機関。
一方、日本の水産庁は、「クジラの増加は環境を破壊し捕鯨が環境保護につながる」としており、主張は真っ向から対立しています。

レポートのデータから計算すると、捕鯨業者がクジラを1頭殺すごとに、(私たち日本人も含めた)人類に2億1877万円の損害を与えていると試算されます。

要点を4つにまとめ、最後に捕鯨国日本に住む日本人としての所感をまとめています。

【もくじ 】

Ⅰ クジラの移動が地球環境を改善する。
  ホエール・ポンプ
  ホエール・コンベヤベルト
Ⅱ クジラの体が炭素を蓄積する
Ⅲ クジラはコモンズ
Ⅳ 実施方法
《所感》
《参考》

【本文】


Ⅰ クジラの移動が地球環境を改善する。

クジラが移動し、海水を攪拌、排泄することによって、植物プランクトンを何倍にも増加させ、環境を改善させる。
 * 植物プランクトンとは
  大気中の酸素の50%を生み出す。
  地球上で発生する二酸化炭素の40%を回収する(アマゾンの熱帯雨林4つ分)。
  植物プランクトンの生産性が1%増加れば、20億本もの成木が出現するのに等しい。
  植物プランクトンの成長に必要な栄養素、窒素や鉄分などが、クジラの排泄物に含まれている。

[ホエール・ポンプ]
 クジラが、深く潜り再び海面に上昇するという縦方向の移動をすることによって、層になっている海水を縦方向にかき混ぜミネラルや微生物を循環させ、海面で排泄することにより、植物プランクトンや魚などを増加させ、地球環境を改善する。

[ホエール・コンベヤベルト]
 クジラが、冷たい海域と温かい海域を回遊するという水平方向の移動をするによって、栄養豊富な北極や南極付近からミネラルや微生物などを、栄養が乏しい赤道方向の海域に循環させ、またその間排泄することにより、植物プランクトンや魚などを増加させ、地球環境を改善する。

IMF「自然界が示す気候変動の解決法 クジラ保護政策が温室効果ガスと地球温暖化の抑制につながる可能性。」より

Ⅱ クジラの体が炭素を蓄積する


クジラのバイオマス炭素(生物が貯蔵する炭素。CO2を貯めておく)は驚異的。大型クジラは1人あたり平均33トンのCO2を数百年にわたって貯蔵する(木1500本分)。
 * 現在のクジラの数は、商業捕鯨以前の1/4。
  シロナガスクジラなどは、商業捕鯨以前の3%。 

Ⅲ クジラはコモンズ


クジラは、現在130万頭。
捕鯨開始以前は、400〜500万頭。
クジラの生息数が捕鯨開始以前の水準に回復した場合、年間17億トンのCO2を吸収。
世界のCO2総排出量(335億トン)の、5%を吸収する。
(日本はCO2総排出量の3.2%を排出している。生息数の回復は日本の総排出量を吸収する)

IMF「自然界が示す気候変動の解決法 クジラ保護政策が温室効果ガスと地球温暖化の抑制につながる可能性。」より

Ⅳ 実施方法

①クジラの生息数増の弊害を取り除く
「私たち人間は、ただクジラが生きられる環境をつくるだけで良い。」
クジラの脅威:捕鯨、船との衝突、漁網、プラスチックゴミ、海中騒音

クジラの金銭的価値
 大型クジラが生み出す平均価値は控えめに見ても200万ドル=2億1877万円
 現在生息する大型クジラ全体では優に1兆ドル=109兆3860億円を超える。
 (1$=¥109.39)

クジラの脅威となっている国・企業・個人、言い換えればクジラの殺害によって利益を得ている国・企業・個人に対しては補償を行う仕組みを作る。

様々に提案されている気候危機対策は有効性が実証されておらず、コストが高い。それに比べクジラ保護は効果があり、経済的で、資金確保モデルがある。

クジラの生息数回復を促すためにREDDと同じような金融メカニズムを構築する。

「クジラ保護のために各国がとるべき行動をアドバイスし、監視し、協調させるのに最適な立場にあるのは国際金融機関(GEF、IMF、世界銀行)」

「クジラ保護にかかわる経済的要素を調整することは、国際社会の気候問題対策にとって最優先事項となるべきだ。」

②マインドセットを変える
「クジラは人間の道具ではない。この巨大な生き物はその存在自体に価値があり、生きる権利を持っている。」

《所感》

クジラをコモンズとみた場合、クジラは「人類のコモンズ」です。

しかし日本では、水産庁や一部捕鯨利権者が、
「少人数の私的な利益」のために「人類のコモンズ」を破壊
し続けています。
捕鯨業者がクジラ1頭を捕鯨するごとに、私たち日本人も含めた人類に、2億1877万円の損害を与えています。

日本人の一部は、水産庁等のプロパガンダによって捕鯨推進は愛国的で倫理的な態度だと、いわば洗脳されています。
科学的国際的観点から見ると、捕鯨推進は、反クジラ保護です。
日本が存続できるのは地球があるから、人類のコモンズは一部利権者によって、搾取して良いものではないと認識を改め、自ら襟を正す必要があります。

私たち人類は謙虚にならなければなりません。
本レポートでは、クジラが地球や他生物に果たす役割を明らかにしました。
では、人類は、地球や他生物に対してどんな役割を果たしてきたのでしょう。
私たち人類の食欲、金銭欲は、地球や他生物に暴力と破壊の限りを尽くしてきました。
地球や他生物たちの最大の脅威は、我々人類であるという現実を受け止め、改める必要があります。

より良い地球、社会、生活は、
個人的には、動物を搾取しない生活を実践するヴィーガニズムを選択し、ヴィーガンになること
社会的には、動物までを権利の対象としたアニマリズムを選択し、アニマリズムに基づいた社会を作ること
で実現できます。

私たちは変わることができます。


《参考》

REDD(森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減プロジェクト)
 炭素を吸収する生態系の維持を資金的に支える取り組み
 https://www.env.go.jp/nature/shinrin/fpp/maintenance/new/redd.html

TED:アーシャ・デ・ボス: なぜ鯨の糞が大切なのか
 https://youtu.be/sW9sr2_Z5kk

【市原ぞうの国ゾウ6頭重症化うち2頭死亡】 千葉県庁で要請を行いました。

【千葉県市原市 市原ぞうの国 ゾウ6頭重症化、うち2頭が死亡した件につきまして】


2021年5月28日、千葉県議会議員様に席を設けていただき、千葉県庁にて千葉県保険衛生指導課3名の方と1時間半に渡る 話し合いをしました。

市原保健所による立ち入り調査の内容確認、今後の対応について質問、要請をいたしました。

詳細につきましては、以下のPDFになります。

https://animal-liberator.net/animal-liberator/wp/wp-content/uploads/2021/05/市原ぞうの国_千葉県庁要請アクション_210528-1.pdf



今回、一度に6頭ものゾウが重症化し、2頭が死亡した前代未聞の事故につきまして、
施設、行政側はもっと重く受け止めるべきです。
あまりにも軽く考えていることに憤りを覚えます。

要請書を提出しました。
行政はこれからも引き続き、立ち入り調査を実施すると約束してくださいました。
問題の究明に取り組み、ゾウや動物、来園者の安全確保に努めていただきたく
連絡を取っていきます。

皆様のアクションも引き続きお願いいたします。
署名を立ち上げておりますので、お力添えをいただければ幸いです。
(詳細もこちらから↓)

◆ 署名 ◆【市原ぞうの国 原因不明ゾウ2頭死亡 】 緊急です!ゾウたちを守ってください

【 緊急です。ゾウを守ってください 】危険にさらされる 生き残ったゾウたち 

千葉県市原市にある動物園 市原ぞうの国でたいへん痛ましい事故が起こりました。

2021年5月14日から 同時に6頭のアジアゾウが体調を崩し、16日、うち2頭が死亡しました。
4頭のゾウも現在治療中です。
食中毒が疑われていますが、未だ原因不明です。(報道による)

12頭のゾウには同じ食事を与えていたということ、体調を崩していないゾウもいたことから、毒物などの混入の可能性、細菌感染等の可能性も捨てきれず
他のゾウたちの命も危険にさらされることになりかねません。

同施設は独自に調査を続けているということですが、原因不明であるにも関わらず 開園・営業しています。
同施設では、アジアゾウと来園者との接触、また来園者による給餌も行われています。

調査段階での開園はゾウだけではなく、来園者、特に子供たちへ安全が確保できているとは言えません。
予防措置も取られぬまま営業が続けられています。

アジアゾウは、IUCNレッドリストでEN(絶滅危惧IB類) に位置付けられ、ワシントン条約で付属書Iに掲載されている希少種であり、国際的にも守られている動物です。

希少動物であるゾウの管理来園者の安全確保に伴う責任能力に疑問を持たざるを得ません。

上記の理由から、以下を強く要望します。

⒈ 国際条約で守られている 同施設の生き残った10頭のゾウを 即日 安全な施設に移動させ、全個体の死亡を防ぐ措置を求めます。

⒉  死亡した2頭の個体の解剖所見、および血液検査結果の公表を求めます。

⒊    ゾウは草食動物で、餌は干し草、ペレット、野菜などであり、体重4t〜5tの大型動物を一気に死亡、重症化させるなど、腐敗した生肉以上の食中毒になるとは考えられません。
施設とは利害関係のない 警察、行政、および中立公正な専門家による立ち入り調査の実施、記録詳細の公表を求めます。

市原ぞうの国のゾウさんショー

市原ぞうの国では、ゾウたちに対して「ブルフック」を利用し、ショーを行っています。
「ブルフック」とは、ゾウの調教に使う道具で、先の尖った金属が付いた長い棒です。ゾウに命令をきかすため、殴り、刺し、引っ掛けます

世界14カ国に拠点を置く動物福祉団体 World Animal Protection は、過酷なショーを行う世界の動物園12施設を即刻閉鎖すべきだと発表しました。
その中に、日本の市原ぞうの国が含まれています。

当団体でも6度の調査を行い、ブルフックの利用によるゾウへの過度な殴打や調教の映像を保持しており 公開した所、多くの方から同施設のずさんな動物管理、虐待行為の報告が寄せられました。中には、子ゾウが殴打され頭から血を流し、観客が騒然としていたという目撃情報もありました。ゾウたちをよく見るとブルフックによる傷跡が無数にあるのを確認できます。
これを見た子供たちは一体どう思うでしょうか。

事故の経緯と詳細

・2021年5月14日 午後
飼育しているアジアゾウ11頭とアフリカゾウ1頭の計12頭のうち6頭に、下痢などの症状が表れた。

・2021年5月16日
下痢、食欲不振、脱水症状などが見られたことから 点滴を打つなどしていたが、午前2時半に「プーリー」、同日午後1時15分に「ミニスター」が相次いで死亡した。(報道による)

● 死亡した個体:2頭

・ 「プーリー」  1991年1月18日生 / 出生地:インド / 来園:2002年    

  同施設所有 ゆめ花 りり香 もも夏の母親
  インドの自然保護区から2002年に来園(テリー、マミーと共に)

・ 「ミニスター」 1986年生 / 出生地:タイ / 来園:1987年

● 現在治療中の個体: 4頭 
 
・ 「ミッキー」(推定43歳)
・ 「ゆめ花」(14歳)
・ 「マミー」(23歳)
・ 「りり香」(7歳)

● 症状なしの個体:  6頭 
 
・「テリー」(29歳)
・「結希」(7歳)
・「もも夏」(2歳)
・「ら夢」(2歳)
・「ランディ」(推定21歳)
・「サンディ」(アフリカゾウ/ 推定35歳) 


亡くなった「プーリー」は子育て中でした。
まだ3歳にもならない「もも夏」はお母さんを失いました。

飼育下におかれた動物たちが生きていく術は、 人にすべてをコントロールされることのほかありません。
市原ぞうの国のゾウたちは、”ショー” をするために日々「ブルフック」による暴力と痛みと恐怖の支配下にあります。
当然、食事もすべて人のコントロール下にあり、動物たちの意思ではどうすることもできません。
その結果、このような悲しく痛ましい事故が起こったことを施設側はもっと重く受け止めるべきです。

署名は、6月17日から開催される千葉県議会にも請願書とともに提出する予定です。
この重大な事故を、施設の問題だけに留まらせず、市原市や千葉県全体、日本全体の問題と捉え 問題の解決に臨んでいただきたいと思います。

できる限り多くの方の署名、皆さまのお力が必要です。

ゾウたちを守るため、ぜひご協力のほどお願いいたします

English version → https://www.change.org/save10elephants

静岡市日本平動物園 27億円で新たな象舎を建設/新たなゾウの輸入・繁殖計画

静岡市立日本平動物園が27億円もの税金をかけて、新たなゾウ舎を建設し、タイから4人のゾウを連れてきて、 繁殖させようとしています。

(今後 最短で進んだ場合、22年度に実施計画、23年度に基本設計、24年度に実施設計、25、26年度で建設)

現在収容されている二人のゾウが高齢で亡くなる事を想定しての準備だそうです。

https://www.at-s.com/dogas/details.html?article_id=822226

ダンボ (女性 1966年生まれ(推定) 54歳
シャンティ (女性 1969年生まれ)  51歳

このゾウたちは50年以上もの長い時間、監禁され、展示’物’として扱われ、最期は独りになり、死んでいきます。

動物園は同じ事を繰り返しています。

「ゾウがいなくてさみしい」というのは人間側の都合です。

動物園のゾウたちのひどい異常行動は、日本一周動物園水族館調査でも明らかにされています。

もう既に、彼らを監禁するべきではないということに気付き、やめていくべき段階にきています。

静岡市立日本平動物園はブルフックを使い、ゾウに乗ったり公的な施設でありながら、ショーまがいのことも行っています。

また日本平動物園では2月2日、女性のライオンが 男性のライオンに噛み殺されるという事故が起きました。発情期に合わせ、二人を初めて同じ檻に入れた直後だということです。
繁殖を目論んだ動物園の犠牲者です。

https://mainichi.jp/articles/20210202/k00/00m/040/208000c?fbclid=IwAR36GL-mNubhLHxREZ1wjSaHnuRcQz-STo0rAcZh9UVRSAq6T94_Djv4GYU

新たなゾウを収容することは、時代錯誤です。

人間側の身勝手な感情や利益のために これ以上の犠牲を増やしていくべきではありません。

静岡市にはゾウの収容を止めて頂きたく思います。

皆様にも意見を届けて頂ければ幸いです。↓

静岡市立日本平動物園 

Email: dobutsuen@city.shizuoka.lg.jp

企画係 Tel: 054-262-3251
FAX:054-262-3489
住所:静岡市駿河区池田1767-6

Email: dobutsuen@city.shizuoka.lg.jp

静岡市長 田辺 信宏(たなべ のぶひろ)

Email:  hisyo@city.shizuoka.lg.jp

意見メールはこちらのリンクもご参考にしてください↓

もう何年も前からダンボは攻撃的で危険なため、飼育係はダンボと同じ空間には入れず、ほぼトラやライオンと同じ様な「猛獣扱い」で飼育しているのが実状です。
〈日本平動物園ゾウ飼育担当者〉

飼育するべきではないと思います。

動物には心があります。
展示”物”ではないのです。

(リブ 板垣さやか)

#ゾウ #動物の権利 #動物解放 #動物を解放しよう #動物園  #繁殖  #監禁
#静岡市  #日本平動物園 #動物 #elephants #zoos 

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『風と共に自由号』が壊れてしまいました

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北海道から九州まで車中泊をしながら、動物の現状を記録するために旅をしました。

最近は、ドアが閉まらなくなり、ラジエターが割れ、トランスミッションにジャダーが出、左の前タイヤが取れるかもしれないと、満身創痍でした。
こまめにオイルを替え、修理もしてきたのですが、全部直すと数十万円かかると言われました。
残念ながら限界でした。

『風と共に自由号』のおかげで、多くの動物たちの現状を伝えることができました。
いろいろな思い出の詰まった車とお別れするのは悲しく、寂しいです。
どうもありがとう。


活動用の車泊ができる車を探し、幸運にも程度の良いを見つけることができました。
もうすぐ納車になります。
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