イルカの攻撃性|動物解放団体リブ

イルカの攻撃性

(執筆中の電子書籍『イルカ解放』から抜粋:第一部 第三章 第三項「イルカの攻撃性」)

【子殺し】

バンドウイルカの若い男性は、同じバンドウイルカの子供を殺すことが知られています。
バンドウイルカの歯型がついた、死んだ赤ちゃんイルカの漂着も多数記録されています。

子殺しは、ライオンやチンパンジーにも見られる行動。
ライオンの女性は、子供を殺されると、次の子供を作るために発情します。
バンドウイルカも同様の行動を取っているのではないかと推察されています。

イルカが子イルカを殺そうとする

【ネズミイルカの殺害】

イルカは、ネズミイルカを弄び、殺します。
これは例外的なことではなく、イルカがネズミイルカを殺害している数多くの報告例があります。
1時間以上も死体を弄んでいる姿も報告されています。
殺しているのは、一人で生きている男性のイルカのようです。

このような行動を取る理由は、間違った子殺し(ネズミイルカをバンドウイルカの子供と間違って子殺ししている)、遊び、性的欲求不満などと推察されています。

ネズミイルカを殺すイルカ

【サメを殺す】

サメはイルカを恐れています。
イルカは自己防衛や子供を守るために、サメを殺すからです。
サメは単独で生きていますが、イルカはポッドで生きています。
またサメよりもイルカの方が泳ぎが早いため、戦いはイルカに有利です。

キューバの東にある、タークス・カイコス諸島には、JOJOというイルカがいます。
JOJOは男性のイルカで、自ら人間とミュニケーションを取りに来ることで知られ、タークス カイコス諸島政府に国宝に指定されています。
JOJOはディーン・バーナル氏と特に強い関係を築いています。
バーナル氏とJOJOの物語は、様々な映画などの作品となっています。
JOJOは、バーナル氏や人間をサメから守りますが、そのサメは砂に押し付け窒息させて殺します。
JOJOがサメを殺しすぎるため、バーナル氏はJOJOからサメを守らなくてはないほどです。

https://www.instagram.com/direct/inbox/:JOJOのインスタグラム]

人間を守るためにサメを殺すJOJO

【フグドラッグ】

イルカは時にフグを咥えて遊ぶことがあります。
これはフグが出す毒(テトロドキシン)によって酩酊するためと言われています。
お酒のようなものとして楽しんでいるのかもしれません。
子供のイルカが人間にプレゼントとしてフグを持ってきてくれたこともあるそうです。

フグ毒で酩酊するバンドウイルカ

【人間への攻撃】

イルカが人間を攻撃した例も報告されています。ここに挙げている事例はすべてバンドウイルカです。

[野生下]

2013年、アイルランド、ドーリンで、ダスティと名付けられ、人間と一緒に泳いでいたイルカが突然攻撃的になり、人間の女性を攻撃しました。女性は、脊椎を6つ、肋骨を3本折り、肺に損傷を負いました。ダスティは複数の人間を攻撃しています。

ダスティが女性を攻撃する
ダスティが男性を攻撃する。

[水族館]

2012年 アメリカ
オーランドのシーワールドでイルカが、8 才の女の子を襲い、腕に噛み付き、水の中に引きずり込みそうになりました。
2016年 アメリカ
マイアミのイルカ娯楽利用施設で、イルカが男性に突進し、尾びれで叩きつけました。

客を攻撃するバンドウイルカ


2019年 メキシコ
カンクンのイルカ娯楽施設で、2人のイルカが10歳の女の子に体当たりし、噛みつき、怪我を負わせました。

イルカを守る

しかし、攻撃的な側面があるからといって、捕獲、監禁、殺害して良いとはなりません。

客観的に見れば、我々人類こそが、他種動物はもちろん同種でさえも、最も攻撃・殺害している動物です。

イルカやクジラは、人間と同じ、動物です。

ストレスを感じるときもあれば、怒るときもあります。
好きな人間もいれば、嫌いな人間もいます。
自分の子供を守るときや、性的興奮状態にあるときは攻撃的になりますし、
自分の優位を保つために仲間をいじめたりもします。

人間と同じように個性があり、優しいイルカもいれば、攻撃的なイルカもいます。

イルカなど野生動物を害獣として攻撃・殺害しようとするのは、人間自身の無知からくる恐怖や、経済的損失を、相手の存在そのものを殺害・排除することで解決しようとする短絡的な思考・行動です。
水族館などイルカ娯楽利用施設が、イルカを捕獲、監禁、利用し、イルカショーをさせることは、動物たちの権利に対する冒涜、動物の領域への侵犯です。

動物と人間の関係は、人間が大人になる、つまり動物のことを学び、適切な距離を人間側が保ち、保護し、責任を持つべきであると考えます。

攻撃され、あるいは損害を受けた場合、我々人類がが無知であったと自覚・反省し、評価・改善することによって、真の共生を実現することができます。

人類の知性や、客観的視点、倫理観、科学、技術を駆使し、動物と適切な距離を保つ術を開発し、動物の自由を優先することが、動物と私たち人類の未来の在り方です。


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【市原ぞうの国ゾウ6頭重症化うち2頭死亡】 千葉県庁で要請を行いました。

【千葉県市原市 市原ぞうの国 ゾウ6頭重症化、うち2頭が死亡した件につきまして】


2021年5月28日、千葉県議会議員様に席を設けていただき、千葉県庁にて千葉県保険衛生指導課3名の方と1時間半に渡る 話し合いをしました。

市原保健所による立ち入り調査の内容確認、今後の対応について質問、要請をいたしました。

詳細につきましては、以下のPDFになります。

https://animal-liberator.net/animal-liberator/wp/wp-content/uploads/2021/05/市原ぞうの国_千葉県庁要請アクション_210528-1.pdf



今回、一度に6頭ものゾウが重症化し、2頭が死亡した前代未聞の事故につきまして、
施設、行政側はもっと重く受け止めるべきです。
あまりにも軽く考えていることに憤りを覚えます。

要請書を提出しました。
行政はこれからも引き続き、立ち入り調査を実施すると約束してくださいました。
問題の究明に取り組み、ゾウや動物、来園者の安全確保に努めていただきたく
連絡を取っていきます。

皆様のアクションも引き続きお願いいたします。
署名を立ち上げておりますので、お力添えをいただければ幸いです。
(詳細もこちらから↓)

◆ 署名 ◆【市原ぞうの国 原因不明ゾウ2頭死亡 】 緊急です!ゾウたちを守ってください

【 緊急です。ゾウを守ってください 】危険にさらされる 生き残ったゾウたち 

千葉県市原市にある動物園 市原ぞうの国でたいへん痛ましい事故が起こりました。

2021年5月14日から 同時に6頭のアジアゾウが体調を崩し、16日、うち2頭が死亡しました。
4頭のゾウも現在治療中です。
食中毒が疑われていますが、未だ原因不明です。(報道による)

12頭のゾウには同じ食事を与えていたということ、体調を崩していないゾウもいたことから、毒物などの混入の可能性、細菌感染等の可能性も捨てきれず
他のゾウたちの命も危険にさらされることになりかねません。

同施設は独自に調査を続けているということですが、原因不明であるにも関わらず 開園・営業しています。
同施設では、アジアゾウと来園者との接触、また来園者による給餌も行われています。

調査段階での開園はゾウだけではなく、来園者、特に子供たちへ安全が確保できているとは言えません。
予防措置も取られぬまま営業が続けられています。

アジアゾウは、IUCNレッドリストでEN(絶滅危惧IB類) に位置付けられ、ワシントン条約で付属書Iに掲載されている希少種であり、国際的にも守られている動物です。

希少動物であるゾウの管理来園者の安全確保に伴う責任能力に疑問を持たざるを得ません。

上記の理由から、以下を強く要望します。

⒈ 国際条約で守られている 同施設の生き残った10頭のゾウを 即日 安全な施設に移動させ、全個体の死亡を防ぐ措置を求めます。

⒉  死亡した2頭の個体の解剖所見、および血液検査結果の公表を求めます。

⒊    ゾウは草食動物で、餌は干し草、ペレット、野菜などであり、体重4t〜5tの大型動物を一気に死亡、重症化させるなど、腐敗した生肉以上の食中毒になるとは考えられません。
施設とは利害関係のない 警察、行政、および中立公正な専門家による立ち入り調査の実施、記録詳細の公表を求めます。

市原ぞうの国のゾウさんショー

市原ぞうの国では、ゾウたちに対して「ブルフック」を利用し、ショーを行っています。
「ブルフック」とは、ゾウの調教に使う道具で、先の尖った金属が付いた長い棒です。ゾウに命令をきかすため、殴り、刺し、引っ掛けます

世界14カ国に拠点を置く動物福祉団体 World Animal Protection は、過酷なショーを行う世界の動物園12施設を即刻閉鎖すべきだと発表しました。
その中に、日本の市原ぞうの国が含まれています。

当団体でも6度の調査を行い、ブルフックの利用によるゾウへの過度な殴打や調教の映像を保持しており 公開した所、多くの方から同施設のずさんな動物管理、虐待行為の報告が寄せられました。中には、子ゾウが殴打され頭から血を流し、観客が騒然としていたという目撃情報もありました。ゾウたちをよく見るとブルフックによる傷跡が無数にあるのを確認できます。
これを見た子供たちは一体どう思うでしょうか。

事故の経緯と詳細

・2021年5月14日 午後
飼育しているアジアゾウ11頭とアフリカゾウ1頭の計12頭のうち6頭に、下痢などの症状が表れた。

・2021年5月16日
下痢、食欲不振、脱水症状などが見られたことから 点滴を打つなどしていたが、午前2時半に「プーリー」、同日午後1時15分に「ミニスター」が相次いで死亡した。(報道による)

● 死亡した個体:2頭

・ 「プーリー」  1991年1月18日生 / 出生地:インド / 来園:2002年    

  同施設所有 ゆめ花 りり香 もも夏の母親
  インドの自然保護区から2002年に来園(テリー、マミーと共に)

・ 「ミニスター」 1986年生 / 出生地:タイ / 来園:1987年

● 現在治療中の個体: 4頭 
 
・ 「ミッキー」(推定43歳)
・ 「ゆめ花」(14歳)
・ 「マミー」(23歳)
・ 「りり香」(7歳)

● 症状なしの個体:  6頭 
 
・「テリー」(29歳)
・「結希」(7歳)
・「もも夏」(2歳)
・「ら夢」(2歳)
・「ランディ」(推定21歳)
・「サンディ」(アフリカゾウ/ 推定35歳) 


亡くなった「プーリー」は子育て中でした。
まだ3歳にもならない「もも夏」はお母さんを失いました。

飼育下におかれた動物たちが生きていく術は、 人にすべてをコントロールされることのほかありません。
市原ぞうの国のゾウたちは、”ショー” をするために日々「ブルフック」による暴力と痛みと恐怖の支配下にあります。
当然、食事もすべて人のコントロール下にあり、動物たちの意思ではどうすることもできません。
その結果、このような悲しく痛ましい事故が起こったことを施設側はもっと重く受け止めるべきです。

署名は、6月17日から開催される千葉県議会にも請願書とともに提出する予定です。
この重大な事故を、施設の問題だけに留まらせず、市原市や千葉県全体、日本全体の問題と捉え 問題の解決に臨んでいただきたいと思います。

できる限り多くの方の署名、皆さまのお力が必要です。

ゾウたちを守るため、ぜひご協力のほどお願いいたします

English version → https://www.change.org/save10elephants