福岡市によるアジアゾウの輸入中止に | 動物解放団体リブ

福岡市のゾウ輸入計画

福岡市では新たにゾウを輸入する計画を立てています。
一生に渡りゾウを閉じ込め、見世物にすることは倫理的ではありません。

動物園の主張は、「種の保存」「学術」「教育」などでしょう。
しかし、ゾウをはじめとする動物たちは、人間に利用されない権利があります。

福岡市によるアジアゾウの輸入を問題視される方から、輸入中止を求める要望書の例文をご提供いただきました。

ご賛同いただける方、本例文を参考に、ぜひ福岡市等にご意見をお届けください。

送付先は以下

秘書室 hisho.MO@city.fukuoka.lg.jp
公聴課 kocho.MO@city.fukuoka.lg.jp

例文

福岡市長 高島宗一郎様

福岡市によるアジアゾウの輸入中止を求める要望書

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

表題の件、福岡市が絶滅危惧種であるアジアゾウをミャンマーから4頭輸入することを知り、大変衝撃を受けました。ゾウは高度な知性を持ち、生涯にわたり、群れの中で複雑な社会的関係を維持しながら生きる野生動物です。ここ数十年にわたる、展示飼育下にあるゾウに関する多くの研究で、動物園などの展示施設ではゾウの本来のニーズを適切に満たすことができず、ゾウに肉体的、心理的、社会的なストレスを与えること、またこうしたストレスにより多くのゾウが異常行動を取ることなどが明らかになっています。

欧米を中心に、ゾウの飼育を諦める動物園が増えているほか、動物園からゾウを救出し、サンクチュアリ(保護区)への移送を目指す野生動物保護団体の動きも活発になっています。世界中で動物の権利擁護、解放について意識が高まるなか、福岡市によるアジアゾウの輸入は、国内および海外の動物保護団体から厳しい批判の対象になるのではないかと危惧しております。

子供はゾウを見たら喜びます。しかし、動物園でゾウを見て大はしゃぎした子供が大人になって、そのゾウが本来の生息地とは気候も環境も異なる日本で娯楽のために展示施設に閉じ込められたことを知ったら、どのように感じるでしょうか。悲しいし、切ないです。

つきましては、アジアゾウの輸入中止をご英断いただきたく、ここに強く要望いたします。
ご検討の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

〇〇〇〇〇←名前を記入
〇〇〇〇〇←メールアドレス記入(返信が欲しい場合)

「 動物園にゾウを 」


日本の動物園では、ワシントン条約の制約等によりゾウの輸入が厳しくなったこと、また、ゾウの老齢化で、ゾウが動物園から いなくなることに危機感を募らせています。

「動物園にゾウを」 

日本の人々は、ゾウがいなくなると この言葉を発してきました。

しかし、ゾウたちはこの言葉に苦しめられてきました。

盛岡市動物園の「たろう」や「はなこ」をはじめ、たくさんのゾウたちが

牢に閉じ込められ、最期は独りになり、亡くなっていきました。

いつまでも同じことを繰り返すのではなく、悲しみのループを断つべく

私たちが変わらなければならないと感じます。

多くの人が知らない真実を、お伝えいただければ幸いです。

福岡市へのメールもぜひ、お願いいたします。

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福岡市動物園の写真

はなこの死/たろうの悲しみ/死んでもなお | 動物解放団体リブ

 

20181130日、盛岡市動物公園にいたゾウの「たろう」が亡くなった。

ゾウの寿命は60年~70年と言われるが、28歳だった。

たろうは1歳の時、同じ歳の「はなこ」と共に、野生から日本に連れて来られた。
仲間は互いに一人だけだった。
「はなこ」は、8歳のときに妊娠した。

しかし難産の末、「はなこ」と赤ちゃんは死亡した。

その時の「たろう」の様子を、担当の飼育員はこう語っている。(抜粋)※


『たろうの悲しみ様は、もう目を覆いたくなるほどでした。
肩を落とし、鼻をだら~と下げ、全身に力が入らない様子で一カ所にとまってじ~っと地面を見つめています。
餌もほとんど食べず、みるみる痩せていきました。
ある程度もとに戻るまでには2年近くかかりました。

(ゾウ舎前で取材を受けていた時、飼育員が)「メスのはなこが」と言った時、
たろうはまるで体に電気が走ったかのように全身でびくっとし、さっと頭をあげてあたりを見回したのでした。ああ、なんということか。
はなこが生きていた頃いつも呼んでいた私の声が「はなこ」というのを聞いて、忘れかけていたことを瞬時に思い出したのでしょうか、それとももっと深い所で無意識に反応してしまったのでしょうか。
ゾウの、たろうの、深く細やかな“心”にふれ、涙が出そうでした。
そこまで はなこのことを思っていたのかとあらためて思い知らされました。』

「たろう」は横たわった「はなこ」をずっと 鼻でなで続けていたという。

群れをなさないアフリカゾウの繁殖が難しいことを当然 動物園は知っている。
動物にこんなにも心や愛情があることを知りながら利用する。

「はなこ」の死後、「たろう」に繁殖歴があるという理由から別動物園の女性のゾウを連れてきて、再度 繁殖を試みている。
そして「たろう」は28歳の若さで死んだ。

『たろうの精液又は生殖細胞の保存を目的とし、摘出した精巣等を日本動物水族 館協会と連携して配偶子バンク事業を行っている北海道大学に送付しました。た ろうの遺伝子が後世に残り、アフリカゾウの種の保存に活用されることを願うも のです。』
(盛岡市動物公園 解剖検査の結果より)

「たろう」は 死んでもなお 利用され、男性として死ぬことも許されなかった。

動物園における[種の保存]が果たして何の役に立っているのだろう。

[種の保存]とは、利益を追求し、美談を語り、人工繁殖で動物園生まれのゾウを増やし、
野生に還さず終生監禁し、見世物にすることなのだろうか。

種の保存と言うのであれば、動物園は無くし、本来その動物がいる地域や生態環境を守ることに投資し、尽力するべきではないだろうか。

「たろう」と「はなこ」の悲しい運命が伝えてくれたメッセージを、どう受け取るか私たちは深く考える必要があるのではと思います。


(リブ 板垣さやか)

※参考

http://moriokazoo.org/image/story/pdf/15.pdf

http://moriokazoo.org/files/87cf9e7599af1cdab04e0aa2f989494a_20181203141249_1_9463.pdf

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