おそらくこの映像がハニー最後の姿です。 背中の皮膚は、何か所もめくれあがり、皮膚も口周りも酷い状況に見えます。 ハニーは、この1ヶ月後の3月29日に亡くなりました。
VIDEO
2020年 2月29日に撮影(YouTubeチャンネル登録を/Subscribe)
私たちはこの映像を撮影した後、公開しない決定をしました。 必要最小限の方々のみにハニーの状況を共有、動いていました。 ハニーが亡くなってしまったので、皆様に共有いたします。
私たちは、ハニーを救出し、受け入れるため、サンクチュアリを作ろうとしていました 。 西日本で、あるすばらしい場所を見つけ、関係者と交渉をはじめていた矢先でした。 また同時に、ドルフィンプロジェクトにお願いし、中国人オーナーとの交渉のパイプを作ろうとしているところでした。 私(目黑)が、一級船舶免許を取った理由も、ハニーを受け入れるときに必要だったためでもあります。
ハニーを忘れない
ハニーの人生は、人類に弄ばれた人生でした。 和歌山県太地町(たいじちょう)のイルカ漁で追い込まれ、 イルカ漁に参加しているイルカトレーナーによって捕獲され、 芸を仕込まれ、水族館に売られました。
イルカがショーをするのは、ショーをしなければ食べ物をもらえないからです。 イルカショー好きの人々は、ハニーのそんな姿を見て楽しみました。 ハニーは、監禁され、子どもを産まされ、その大切な子どもを目の前で失いました。 そして、仲間を次々と目の前で失い、ハニーはすっかりおかしくなってしまいました。
私たちが最初にハニーを見つけたとき、まだハニーは元気で、ふざけて私に水をかけました。 私を見るハニーの目を覚えています。 忘れられません。
なんとかハニーを助けたかった。 ハニーが亡くなった一報を聞いたときは、悲しく、寂しく、「間に合わなかった」「もっと早く進めるべきだった」と様々な想いが交錯しました。
”ハニー”たちは、日本中に500人以上います。 ”ハニー”たちとは、監禁されているすべてのイルカたちのことです。
水族館を楽しむ人々は、イルカがどこから連れてこられ、どんな目にあい、そして死んだらどこへ行くのか知りません。
ハニーは、イルカショーを楽しむすべての方々の犠牲者です。しかしその方々の中には、本当はイルカたちがどんな心を抱えているか知れば、変わってくださる方がいると信じています。
第二第三の”ハニー”を出さないためには、3つの条件が必要です。 ・新しいイルカの捕獲を止める(イルカ漁を止める) ・新しいイルカの繁殖を止める ・水族館のイルカの監禁を段階的に止めていく ※現在監禁されているイルカのほとんど、また、繁殖で生まれたイルカのすべては自然に返すことはできません。魚を捕る能力や、エコーロケーションなど、自然で生きていく能力が監禁によって退化してしまうからです。捕獲と繁殖を止め、終生お世話すれば、何十年か後にすべてのイルカを解放できます。
私たちと共に、イルカを、そしてすべての動物を守り、そして解放しましょう。
私たちはハニーを忘れません。 ハニーは多くの人の記憶に残るでしょう。
ハニーを忘れない。
【イルカを助けるためにあなたにできること】
水族館に行かない。お金を落とさない。 リーフレットを配り、事実を伝える ※イルカ漁と水族館の関係をわかりやすく描いたリーフレットの申込先 https://animal-liberator.net/animal-liberator/leaflet
【ハニーに関するリブのこれまでの活動】
イルカのハニーの物語 https://animal-liberator.net/animal-liberator/inubozaki_honey_story 犬吠埼マリンパークへのアクションの経過 まとめ https://animal-liberator.net/animal-liberator/inubozaki_compile ハニーはこうやって連れてこられた:イルカ漁ドキュメンタリー https://animal-liberator.net/animal-liberator/190225-doiphin-hunting
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