はなこの死/たろうの悲しみ/死んでもなお | 動物解放団体リブ

 

20181130日、盛岡市動物公園にいたゾウの「たろう」が亡くなった。

ゾウの寿命は60年~70年と言われるが、28歳だった。

たろうは1歳の時、同じ歳の「はなこ」と共に、野生から日本に連れて来られた。
仲間は互いに一人だけだった。
「はなこ」は、8歳のときに妊娠した。

しかし難産の末、「はなこ」と赤ちゃんは死亡した。

その時の「たろう」の様子を、担当の飼育員はこう語っている。(抜粋)※


『たろうの悲しみ様は、もう目を覆いたくなるほどでした。
肩を落とし、鼻をだら~と下げ、全身に力が入らない様子で一カ所にとまってじ~っと地面を見つめています。
餌もほとんど食べず、みるみる痩せていきました。
ある程度もとに戻るまでには2年近くかかりました。

(ゾウ舎前で取材を受けていた時、飼育員が)「メスのはなこが」と言った時、
たろうはまるで体に電気が走ったかのように全身でびくっとし、さっと頭をあげてあたりを見回したのでした。ああ、なんということか。
はなこが生きていた頃いつも呼んでいた私の声が「はなこ」というのを聞いて、忘れかけていたことを瞬時に思い出したのでしょうか、それとももっと深い所で無意識に反応してしまったのでしょうか。
ゾウの、たろうの、深く細やかな“心”にふれ、涙が出そうでした。
そこまで はなこのことを思っていたのかとあらためて思い知らされました。』

「たろう」は横たわった「はなこ」をずっと 鼻でなで続けていたという。

群れをなさないアフリカゾウの繁殖が難しいことを当然 動物園は知っている。
動物にこんなにも心や愛情があることを知りながら利用する。

「はなこ」の死後、「たろう」に繁殖歴があるという理由から別動物園の女性のゾウを連れてきて、再度 繁殖を試みている。
そして「たろう」は28歳の若さで死んだ。

『たろうの精液又は生殖細胞の保存を目的とし、摘出した精巣等を日本動物水族 館協会と連携して配偶子バンク事業を行っている北海道大学に送付しました。た ろうの遺伝子が後世に残り、アフリカゾウの種の保存に活用されることを願うも のです。』
(盛岡市動物公園 解剖検査の結果より)

「たろう」は 死んでもなお 利用され、男性として死ぬことも許されなかった。

動物園における[種の保存]が果たして何の役に立っているのだろう。

[種の保存]とは、利益を追求し、美談を語り、人工繁殖で動物園生まれのゾウを増やし、
野生に還さず終生監禁し、見世物にすることなのだろうか。

種の保存と言うのであれば、動物園は無くし、本来その動物がいる地域や生態環境を守ることに投資し、尽力するべきではないだろうか。

「たろう」と「はなこ」の悲しい運命が伝えてくれたメッセージを、どう受け取るか私たちは深く考える必要があるのではと思います。


(リブ 板垣さやか)

※参考

http://moriokazoo.org/image/story/pdf/15.pdf

http://moriokazoo.org/files/87cf9e7599af1cdab04e0aa2f989494a_20181203141249_1_9463.pdf

#ゾウ #動物園 #種の保存 #生態 #環境 #人工繁殖 #繁殖 #ぞう #elephants #zoo

#動物の権利 #動物解放 #動物を解放しよう

#ヒト属ヒト以外の動物の権利

「NPO法人 国立動物園をつくる会」に質問をしています

5月11日に特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催
第13回 シンポジウム 『日本の動物園の新地平~北の大地から日本の動物園を考える』
が行われます。

Website

https://kokuritsudoubutsuen.or.jp/news/13thSymposium.html?fbclid=IwAR26AESChvHoIpg3_k_6P-x_OphvzLKnQbB-YvXUQ7f2k4_m_Lf8bKrzMwM

Facebook

https://www.facebook.com/%E7%89%B9%E5%AE%9A%E9%9D%9E%E5%96%B6%E5%88%A9%E6%B4%BB%E5%8B%95%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E4%BC%9A-404815280001837/


以下の質問をさせていただきました。

_____________
このご時世に、まだ税金でハコモノを作ろうと計画されていることに疑問を感じます。
貧困や教育、介護、DV、差別、人権、気候変動等、税金を使うべき社会課題は星の数ほどあります。

1. ハコモノと、新しい行政組織を作られるということになると思います。
我々が危惧するのは使い古されたパターン、つまり、官僚や行政の方々の職の確保と天下り先の確保です。
政官財学メディアスクラムで、税金と利益を分配する仕組みになりませんでしょうか。

2. 動物園関係者の方々の狙いとして予想されるのは、
動物園業界全体の生き残りのための、
・現在関係者の方々のポジション確保と経済的利益の獲得
・新規関係者の就職先(専門学校への利益)
・名誉職・ブリーディングローンで動物園全体の動物の安定供給
・”学術目的”という名での海外の絶滅危惧種など希少生物の迂回導入等

3. 動物への被害に関しては、国立動物園が、一度作られてしまいましたら、動物園を満たすだけの動物が、ほとんど永遠に導入され続け、搾取され続けることになります。
お金を使うなら、現地で活動している団体や生息域内保全を行い、エコツーリズムなどを行い教育とし、繁殖した動物を解放する事業を行う方が有効だと考えられます。

これらは貴プロジェクトに関する基本的な疑問の一部です。税金を使う以上、細部において、その資金を出す日本国民への説明責任があります。
シンポジウムの内容の可視化、そして上記疑問への、根拠に基づいた明確な回答を求めます。

ナナ ~たった一人のゾウ~

調査した中でも、忘れられない動物がいます。
その一人がゾウのナナ

北海道 おびひろ動物園収容所に54年間監禁されています。
私が生まれる前から、ずっと。

もう二度とゾウは日本に入れて欲しくありません。
しかし円山動物園収容所は今年秋、新たにゾウを監禁する予定です。
また悲劇を繰り返すつもりです。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/03doubutsu/other/h29/20170817.html

動物を犠牲にするビジネスはもう止めませんか?

__________________ 

【円山動物園】
https://www.city.sapporo.jp/zoo/
住所:〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL:011-621-1426
FAX:011-621-1428

【おびひろ動物園】
http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo/
住所:〒080-0846 帯広市字緑ヶ丘2
TEL:0155-24-2437
FAX:0155-24-2439
意見受付フォーム:http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/toiawase/index.html

23 札幌市 円山動物園(180426 /北海道札幌市)

日本一周 動物園水族館調査について
日本一周 動物園水族館調査 全施設まとめ

【特徴】

・マレーグマ:ウッチーの常同行動
・ゾウ:2019年新たに4人監禁
・ホッキョクグマ:生産基地

【写真】

Googleフォト

【動画】

YouTube再生リスト

調査開始
円山動物園は、今年4人、不幸な象を増やします。

《参考》
〔札幌市円山動物園:象の導入について〕
「こどもたちに本物のゾウをみせたい。ゾウを導入することは子どもたちに驚きと感動を与え意義がある」
「ゾウを見てみたい、という市民の期待の高まり 」
ゾウはあなたがたのために生きているわけではありません。

〔導入予定の候補ゾウが決まりました〕
足に繋がれた鎖。奴隷売買以外のなにものでもありません。

ハイエナ 中に入りたい。
このあとバックヤードに。
しかし、人目を避ける場所はありません。
動物園ファンに写真を撮られ、嫌がって隣の部屋に行きましたが、逃げ場所はありませんでした。

忘れられない事件が起こった、マレーグマ舎前です。
ウッチー同居訓練  暴行により死亡動画
https://www.youtube.com/watch?v=lIZReRCQJ6o

「市民の貴重な財産であるマレーグマを失うことになりましたこと、そしてまた、そのことによって多くの市民の皆さんに悲しい思いをさせてしまったということにつきましては、おわびを申し上げなければならない」

ウメキチは常同行動をしていました。
てんかんを持つウメキチ。
ウッチーもウメキチも不幸です。
ウッチーもウメキチも自然のままであったら。 少なくとも今回のような事件は起こりませんでした。

起こしたのは我々人間の、動物を見たい、動物を商材として使いたいという欲です。

この撮影をしている時に、よくいるタイプのでかいカメラを持った動物オタクが横にいました。
話を聞くや否や、その場から逃げるように立ち去りました。
自称動物好きである、動物園ファン、水族館ファンこそが、動物を不幸に陥れています。
動物が好き、と言いながら、動物たちの死体を食べている時点で大きな矛盾を抱えています。
自らの動物殺しに目を向けないで、動物好きと言えるのでしょうか。

ウメキチの今の様子

ウッチーを殺し、自らもてんかんを病み、常同行動を繰り返しています。
ウメキチは何を思うのでしょうか。
言葉では言い表せない、悲しい光景です。

動物園や飼育員は動物をここまで追い込んで、まだ動物を苦しめることを止めないのでしょうか。

こんなことはもう止めませんか?

《参考 動水》
  異常行動リスト:動物園の動物
  異常行動リスト:イルカ・シャチ
  コスタリカですべての「動物園閉鎖」!そのステキな理由

《Project0 ゾウ》
  Project0 ゾウ 日本のゾウを0に
  YouTube再生リスト ゾウ

  ゾウの心の壊し方(Breaking the spirit of the elephant)
  ブルフックの使い方(The Cruelty of the Bullhook)

  日本のゾウの単独監禁 現在12人
  Elephant in Japan:日本の動物園において単独飼養されているゾウに関する調査報告書

《Project0 大型類人猿》
  Project0 大型類人猿 日本の大型類人猿を0に
  YouTube

《Project0 ホッキョクグマ》
  Project0 ホッキョクグマ 日本のホッキョクグマを0に
  YouTube


〔動物園水族館閉鎖〕

電子書籍『動物園水族館閉鎖
日本一周 動物園水族館調査を元に、動水問題を網羅し徹底的に批判した書籍。
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【Z-6 札幌市円山動物園/Sapporo Maruyama Zoo】

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〔連絡先〕
Mail:https://www.city.sapporo.jp/php/faq/form.php
TEL:011-621-1426
FAX:011-621-1428
住所:064-0959 北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1

〔リンク〕
Web:http://www.city.sapporo.jp/zoo/
Wiki:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92

〔情報〕
種類:行政
所有:札幌市
運営者:札幌市環境局
JAZA:〇

〔LIB情報〕
調査日:2018年4月26日
LIBページ:https://animal-liberator.net/animal-liberator/180426-23-maruyama
写真:https://photos.app.goo.gl/dA3C789paFQxArh48
動画:https://www.youtube.com/playlist?list=PLQT1RmSZIgCqRw_XbibYc5Q0XcqPrMqVF

[資料]MAP:日本の象の単独飼育 現在12人|LIB

(情報ありましたらお寄せください)

象は社会的な動物
特に、女性の象は、親族とその子どもたちと一生一緒に暮らします。
男性の象は、単独、あるいは男性だけで一緒に暮らします。

ご飯を食べ、歩き、水浴びをし、協力して子育てをし、外敵から守り合って生きています。
ゾウは家族や仲間と一緒にいることで安心感を得、またそれがゾウにとって自然な状態です。
何十年間も、他のゾウと会うこともなくたった一人でおいているということは、極めて不自然な状況を強いているということになります。

Elephant In Japan

Elephant In Japan ウェブサイト

そんな社会的な象の「単独飼育」は、世界的には問題視されています。
日本でも、単独飼育されている象の専門的な調査が行われています。
残念ながら海外の研究者と団体によるものです。

Elephant In Japan の日本の単独飼養についてのレポート
http://elephantsinjapan.com/wp-content/uploads/2017/08/EIJ_Report_Japanese_web.pdf


事例

【ナナ】

おびひろ動物園(北海道帯広市)
1961年インド生まれ58才。(2019年時点)
54年間監禁、23年間単独監禁。
暖かい地域に住んでいた象にとっては、寒い地域は不自然な環境です。
象に体毛はほとんどありません。
「もし自分だったら」と考えることが、動物への配慮一歩目です。

【テル】

遊亀公園付属動物園(山梨県甲府市)
18年間単独監禁。
一日中、常同行動をしています。

【宮子】

宇都宮動物園(栃木県宇都宮市)
最長単独監禁は、45年の
自分が、45年間、一歩も外に出ることができない狭い空間で、
1年中、言葉の通じない種に見られ、笑われ、
仲間とコミュニケーションできなかったら。
まるで、45年間続く悪夢のようです。

これまでには、60年以上の単独飼育された象もいました。
誰にも助けることはできず、孤独のうちに亡くなっていきました。

JAZA「単独飼育ゾウの環境改善について」

年末に、JAZAが単独飼育の象を無くしていく。と発表しました。
http://www.jaza.jp/jaza_pdf/news/171227_jaza_news.pdf 

一見、良いニュースのように見えます。
しかし、
「単独飼育を防ぐためには、新たに輸入しなければならない」
という論理に、正当性を与える根拠にしようとしているのではないでしょうか。
本当の目的は、もちろん動物園の存続です。

北海道の円山動物園が、平成30年に4人の象を輸入します。
4人ならいいじゃないかと思いますが、
いつかは必ず1人になります。
無理やり連れてこられた寒い土地で、4人で助け合っていくことになります。
その仲間が死んでいく辛さを、配慮しているでしょうか。
本当に動物のことを考えたら、そんなことができるでしょうか。

※2020年時点で既存の単独監禁のゾウに関して改善されたというニュースはありません。


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