友達と食事をしている様子

ヴィーガン生活

ヴィーガンではない人と食事をするときのコツ

  • 2024/11/30

ヴィーガンになると、食事の場面でこれまでとは異なる選択をする必要が出てきます。多くの人がこの新しいライフスタイルに誇りを感じる一方で、ノンヴィーガンの家族や友人と食事をする際に少し戸惑ったり、気まずさを感じたりすることもあります。

例えば、「なぜ肉を食べないの?」と質問されることが増えたり、周囲の人からヴィーガンであることをからかわれる場面があるかもしれません。また、自分が楽しめる食事の選択肢が少ないと感じることもあるでしょう。

しかし、これらの困難を乗り越える方法を学べば、ノンヴィーガンとの食事も楽しい時間に変えることができます。この新しい状況に慣れ、自分の価値観を大切にしながら、周囲の人々との良好な関係を築くことは可能です。

この記事では、ノンヴィーガンと一緒に食事をする際に役立つコツをいくつか紹介します。これらのヒントを活用することで、安心して楽しい食事の時間を過ごせるようになるはずです!

家族や友人・知人との場合

可能な限り、自分で良さそうなヴィーガンレストランを探して、誘うと良いでしょう。

相手が先にヴィーガンでないお店を探してくれてからこちらが提案するのは、申し訳なくなってしまったり、提案しづらくなってしまうので、ご飯を食べる約束をしたら、なるべく早くこちらから提案するのがおすすめです。

できるだけヴィーガンフードを食べてもらえば、1食分の動物の犠牲を減らすことができますし、その人のヴィーガンへのハードルも下げることができます。もし美味しいヴィーガンレストランだったら、次も行ってもらえるかもしれません。良いことだらけです。

意外と、「行ったことないから行ってみたい!」と言ってくれるかもしれませんよ。

会社の同僚や、大勢の友人たちと行く場合

自分がヴィーガンだと伝えていない場合

可能な限り、自分がいるコミュニティには自分がヴィーガンであることを公表しておくと楽になりますが、置かれた環境によっては、自分がヴィーガンだと伝えられないこともあるかもしれません。その場合は、事前にいっぱい食べて行くことをオススメします。会食の時には、ちょっと食欲がないなどと何か理由づけをして、食べられるものだけ食べます。自分が食べない分の食事は、誰か食べたい人に食べてもらいます。

自分がヴィーガンだと伝えている場合

色々なパターンがありますが、そこまで親しくなっていなかったり、気を遣う必要がある相手との食事の場合は、事前に自分で食べていって、レストランでは飲み物や食べれるおつまみがあればそれだけ食べます!と伝えるのが無難かもしれません。

人間関係がうまくいっていれば、ヴィーガンレストランを選んでくれたり、ヴィーガンオプションがあるレストランを選んでくれたり、特別にヴィーガン料理を作ってくれるように頼んでくれたりすることもあります。ヴィーガンであることを尊重し、配慮してくれているので、素直に感謝を伝えたいですね。

ここでも、もし可能なら会社の付近のヴィーガンレストランやヴィーガンオプションがあるお店を事前に把握しておいて、自分から「ここのお店はどうでしょう?」と提案してみるのもいいと思います。

もし、配慮がないどころか、ヴィーガンであることを批判されたり、嘲笑されたりするような環境であったら、それはもしかしたら、あなたにはもっと良い環境があるよ、というヒントかも知れません。自分が楽に生きられる環境を探して、シフトしていくと良いと思います。

なんで肉食べないの?と聞かれたとき

「なんで肉を食べないの?」など、動物性食品を食べない理由を聞かれたときは、簡潔に答えるのがポイントです。

例えば、「私はもともとはみんなと同じように、ずっとお肉大好きだったんだけどね、あるときに動物が置かれてる悲惨な状況を知って、食べるのをやめたんだ!」という風に言ってみるのもいいかもしれません。

相手がさらに興味を持ったらもう少し詳しく伝えてもいいと思います。逆に、あなたのその日の体調次第で、あまり話を広げたくない場合は「自分にはこれが合ってるんだ」と軽く答えて話題を変えるのも一つの方法です。

目の前で動物を食べられている時、メンタルを保つコツ

ヴィーガンにとって、目の前で動物を食べられるのは、いい気はしないと思います。人によっては非常に苦痛だと思います。食べられている動物が、どのような工程でここにいて、どのような生を生きてきて、どのような痛みや悲しみを経験してきたか知っているからです。

しかし社会に生きているとどうしてもそういう状況をクリアしなくてはない場面が出てきます。

ヴィーガンになったばかりの頃ほど、その状況は耐え難いでしょう。厳しい場合は行かない方がいいと思います。まずはあなたのメンタルの方が大事です。食事の代わりに、カフェでお茶をするなどに変更してもいいと思います。

ヴィーガンであることに慣れ、他者に対して色んな意味で割り切りができてくると、対処できるようになってきます。

筆者の対処法は、なんとも思わないようにすることです。心や感情をいっさい動かさないようにし、そのことについてまったく考えないようにし、何も起こっていないと認識します。別の言い方をすれば、動物を食べてた頃の自分の心理状態に戻す、とも言えます。

またそういう場面では、つい動物のことを伝えたくなってしまいます。しかし、相手が興味を持っていればいいのですが、そうでない場合は、相手を嫌な気分にさせ、効果は低いか逆効果になります。

急がば回れと言いますが、まずは相手との信頼関係を作ることの方がいいかもしれません。信頼関係ができてくると、相手はあなたに興味を持ってくれて、やがてヴィーガンについての質問もしてくれるでしょう。

まとめ

  • できるなら自分でヴィーガンレストランを探して、相手に提案する
  • もしもヴィーガンレストランやヴィーガンオプションがあるお店が難しい場合は、事前に食べていって、お店では飲み物やサラダだけにする
  • 親しくなると、相手からヴィーガンレストランやオプションがあるお店にしてくれることもあるので、その際は感謝の気持ちを伝える
  • なんでお肉(動物性食品)を食べないの?と聞かれたら、まずは簡潔に答える。さらに相手が興味を持ったら詳しく答える
  • 相手が動物性食品を目の前で食べていることが苦痛なら、無理して食事に行かない。食事の代わりにお茶をするなど対処する。
  • もしくは、割り切って、なるべく気にしないように工夫してみる

ヴィーガンになるという素晴らしい選択をしたあなたが、少しでも周りの人との食事を楽しく過ごしてくれたら嬉しいです。

この記事を書いたライター

リブ_シンボル

動物解放団体リブ編集部

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