動物の権利運動の職員数を比較したグラフ。団体名と数字は本文に記載しています。

寄付を「人」へ投資することで、日本の動物権利活動は進化する

  • 2025/12/22
  • 2025/12/23

冬の寄付キャンペーン!

『新たに20名の「毎月寄付メンバー」を募集し、動物が利用されない社会の基盤を作りたい!』

記事を読んで、リブを応援したい!リブと一緒に社会を変えたい!と思った方は、ぜひ毎月寄付メンバーになってください。
キャンペーン期間は、1月11日(日)まで!メンバーになるには、以下のリンクから。

動物の権利運動を「仕事」にすることは、最重要課題の一つ

「動物権利運動、動物解放活動が仕事?」と、驚かれることがあります。
人によっては、違和感を感じたり、極端な場合、仕事にすべきじゃないという意見さえあるようです。

しかし、動物の権利獲得・動物解放という目的を本気で達成したいならば、仕事として活動を行う人をできるだけ多く増やすことは、当然やらなければならないことです。

2025年現在、日本で動物の権利運動を仕事にできている人は、おそらく数人もいないでしょう。

一方、西洋には数えきれないほどの団体(動物擁護活動を含む)があり、多くの専従職員や、Ph.D.や弁護士などの専門家が、活動を仕事にしています。一例を挙げますと、RSPCAでは約1,600名、Petaは703名(2025)、HSUSは470名(2008)の職員が働いています。たった3団体で、2,773名です。

これだけの人々がフルタイムで働いて得られる成果と、日本のように、ほとんどの人が他の仕事をしながら行って得られる成果、どちらが大きいかは明らかです。

能力を組織化する

現在の日本では、ほとんどの活動家が仕事の合間に、手弁当で活動を行っています。

例えば、1人の人がフルタイムで動物の権利活動を行ったら、週40時間を活動に費やせます。今の日本の活動家1人が週末に週4時間活動をするとしたら、10人が必要です。フルタイムが10人いたら100人分の仕事を、1000人いたら1万人分の仕事ができます。

さらに、フルタイムで働ける人は、何らかの専門性を持っているはずです。例えば、企画戦略や広報、事務やファンドレイジング、学術的な知識や法律的な知識です。つまり、1人でより多くの効果的な仕事を行えます。さらには、専門性を持つ人々を組織化することにより、より戦略的で効果的な目的に長期的に取り組むことができ、高い成果を出せるのは当然です。

プロフェッショナルな活動へ

海外の活動家と話すと「プロフェッショナル」と言う言葉がよく出てきます。動物の権利運動のプロフェッショナルとして、知識・能力・倫理観・社会性などを持ち、産業や行政や政治家などと向き合い、社会を変えていくという気概とプライドを感じます。

日本でも、プロフェッショナルと呼べる活動家を生み出し、増やす必要があります。日本の活動をプロフェッショナルな活動へシフトさせるために、リブは「動物解放アカデミー」をはじめとする教育プログラムを行なっています。

人件費についてのマインドを変える

活動家がプロとして収入を得て、活動に集中できる資金が今の日本にあるかというと、ありません。理由は、寄付を人件費に使うことに対するネガティブな”印象”が大きいのではないかと思います。

しかし、活動を行うのは人です。
社会活動とは何かを理解している人は、人件費が最も大切だと言うことをわかっており、それを支えるのは寄付であるということを知っています。寄付とは、お金による活動への参画であり、動物の権利活動の一種です。
寄付を人材に投資する重要性を理解し、共通認識とすることは、日本の活動の発展において極めて重要です。

動物権利活動を、進化させ続ける

これまで多くの人々が活動に入ってきて、辞めていきました。特に若者は、就職とともに辞めていきます。私が見てきただけでも、有能な若者がたくさんいました。彼らが卒業と同時に活動のプロフェッショナルになっていたとしたら、今の状況はかなり変わっていたでしょう。しかし、今の日本では、彼らの就職先にするまでの環境が作れていません。

「動物の権利活動を仕事にすることは当たり前」、「人に投資することは当たり前」が今後の日本のあり方だということを、今一度確認しましょう。「当たり前のことを、当たり前にやることが一番強い。」のです。

リブにあなたの大切な資金を託してください。

活動を発展させるのも人、劣化させるのも人です。能力のある人が活動に集中し、動物の権利運動を可能な限り早く前進させるためには資金が必要です。

リブは、人材へ投資したいと思っています。人を見定め、その人へ投資し、日本の動物擁護活動の基盤を作っていきたいと考えています。私たちはそれが資金の最も有効な使い道だと信じています。

リブは、現在の毎月寄付メンバーボランティアスタッフと共に成長してきました。リブと一緒に成長し、着実に、確実に社会を変えていくため、ぜひ毎月寄付メンバーになってください。

キャンペーン期間は、1月11日(日)まで!メンバーになるには、以下のリンクから。

《参照》

RSPCA:https://www2.city.kyoto.lg.jp/shikai/img/joho/kaigai/2605doubutsuaigo3.pdf
HSUS:https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/nri0909re2.pdf
Peta:https://leadiq.com/c/peta/5a1d8a75240000240063e9b9/employee-directory#:~:text=How%20many%20employees%20does%20PETA,including%20North%20AmericaAsiaEurope.

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