太地町 イルカ漁ドキュメンタリー

(2019年2月25日)

太地町のイルカ猟は、毎年9月1日から翌年2月末日まで行われます。
イルカ猟に関する議論は様々ありますが、イルカ猟を実際に見たことがある人はほとんどいません。
イルカ猟の1日を追いました。
6時15分〜13時57分。短いですがまるで何日も経ったような気がしました。

リブ(動物解放団体:Animal Liberator. net)の目黒峯人(みねと)がレポートを行います。
このページを、人に伝えていただければうれしいです。
動物への共感・配慮・善意の連鎖が続いていくことを望んでいます。

6時15分 フェイスブック中継:イルカ漁船の出航

太地漁港から、イルカ漁船の出港のライブ映像です。

(4:25)

早朝6:00すぎ、イルカ漁船が隊列をなしてイルカ猟に出航する。
12隻前後。
※なお活動家が「イルカ猟」「イルカ猟師」等と記載することがあるのは、イルカが哺乳類のため。

沖に出た後、船は180°展開し、それぞれの場所でイルカを探す。

イルカは、回遊型のイルカで、暖かい黒潮に乗って太地沖を通り過ぎて行く。
イルカは太地町のものではない。

イルカ猟の目的は2つ。
①遺体販売(鯨肉食。伝統)
②生体販売(水族館等に販売。伝統ではない)
収入が多いのは生体販売である。

太地町や推進派が主張するのは伝統(①遺体販売)であるが、
実態は、
②生体販売が主目的である。

②生体販売は、水族館、リゾートホテル、ドルフィンセラピー、ふれあい体験、ドルフィンスイムといった娯楽商材利用、教育研究利用、軍事利用等を目的として行われる。

半数は海外に販売される。
主要販売先は中国。
2000-2015の販売先は、
中国216頭 ウクライナ36頭 韓国35頭 ロシア15頭 など12カ国。

太地漁港と森浦湾には多くの生簀があり、イルカたちが監禁されている。

太地町全体に、常に、100人を超えるイルカが、多いときでは200人以上のイルカが監禁されている。
ロシアの施設がイルカを100人以上監禁していると問題になったが、その比ではない。
https://www.afpbb.com/articles/-/3213181?cx_part=search

私たち、動物解放・動物権利を主張する人々はイルカ猟のみを問題視しているわけではない。
イルカの繁殖も同じことである。
繁殖とは、
一生人間を喜ばせるためだけに生きる奴隷/商材を作る、あるいは、野生動物の家畜化という、極めて非倫理的な行為である。
それを、動物園水族館では「種の保存」と表現する。

太地町森浦湾では鯨類の一大繁殖地を作ろうと計画している。

太地町ではドルフィンプロジェクトに同行させていただいた。
何年もの間、イルカを守ろうとイルカ猟の記録を取り続けて来た方々。
私が会ったドルフィンプロジェクトのメンバーの多くはヴィーガンだった。

日本では
・日本だけを差別的に攻撃する人々
・イルカのみを守ろうとする人々
との誤解がある。

・アメリカ・メキシコ・ギリシャ・フェロー諸島など、世界中でイルカを守る活動をしており
・すべての動物の尊厳、権利を守ろうとしている人々である。

Dolphin Project(ドルフィンプロジェクト)
Website:https://www.dolphinproject.com/
FB:https://www.facebook.com/RicOBarrysDolphinProject/
Tw:https://twitter.com/Dolphin_Project

9時40分 フェイスブック中継:イルカ漁船がイルカを見つけた

(2:24)

出航から3時間半後、イルカ漁船がイルカを見つけた様子。
海の一箇所に集まり始めている。

イルカを見つけると水平線に、イルカ漁船の数だけ黒煙が上がる。
イルカ漁船がエンジンを全開にしたからである。
目視が難しいほどの黒煙であるが、ドルフィンプロジェクトの方々はすぐに見つける。

イルカを見つけると、イルカ追込み漁船は太地港の逆方向から、イルカの群れを囲い込む形に展開する。

イルカが船に近寄ってきて、一緒に泳いだりする映像を見たことがある方もあるだろう。
イルカ猟は、その好奇心や一緒に遊びたいという気持ちに付け込む。
追込み猟は、近づいて来たイルカの群れを追いかけ回し、捕獲し、あるいは殺し、遺体を食べる。
突棒猟(つきぼうりょう)は、近づいて来たイルカの背中に上から銛を突き刺し、殺し、遺体を食べる。

イルカの群れは家族や仲間で構成されている。
子どものイルカや体の弱いイルカを、母や仲間が両脇を泳ぎ、守りながら逃げる。

9時56分 太地沖 イルカ漁船がイルカを追込む 

(0:49)

漁船団に囲まれるようにイルカの群れがいる。

前方に長く伸びた猟船が、イルカが外海に逃げられないように行く手を阻み、後ろの方にいる漁船団が後ろからイルカを追い立てる。

追込みは「バンガー」という鉄の棒に油を充填した棒を海の中に入れ、金槌で棒を叩きながら行われる。

水中に轟音が響き渡る。
イルカは超音波を使い、コミュニケーションし周囲を認識する。
バンガーはその機能を混乱させ、奪う。
轟音に囲まれたイルカたちはパニックに陥り、音から逃げようと追い立てられる。

パニックになったイルカはパニック全速力で泳ぎ、体力を奪われ、呼吸が浅くなり、深く潜れなくなる。

若い男性のイルカは体力と気力で逃げ切れることもある。
しかし、必死で子どもを守ろうとする母親や、弱い仲間を守ろうとするイルカたちは、例え自分が逃げることができても、守るために残る。
イルカ猟師たちはそれをよく知っている。

10時26分 コーヴ:イルカ猟師が準備を始める

(0:45)

イルカ漁船は、一度太地港方面にイルカの群れを追込み、コーヴに向かわせる。

その後、逃げ道を防ぎ、徐々にコーヴに追い込んで行く。

コーヴ(Cove)とは、「入り江」のこと
太地港から車で2分ほどにある。

コーヴについて
以前は国道沿いの誰もが見れる場所で、海を血に染めながら殺害していた。
映画「ザ・コーヴ」や活動家の発信によってその残虐性が知られ、見える場所では行われなくなった。
現在は、海側の、国道からは見えない位置にある小さいコーヴに追い込まれる。
コーヴでは、選別・殺害が行われる。

この場所には以下の人々がいる。
①イルカ猟師
  ①遺体販売用のイルカの殺害と②生体販売用イルカの捕獲を行う。
  ・イルカ漁船でイルカを追い込む役割
  ・小船でイルカを追い込む役割(網も張る)
  ・湾の奥でイルカが追い込まれた時の準備をする役割
  ・ウェットスーツを着て直接海に入りイルカを追い込み捕まえ殺害する役割
②イルカトレーナー:水族館などに売るイルカの選別を行う。逆に言うと、殺害するイルカを選別している。
③活動家:イルカを助けたい人々。
④一般市民:地元の方や観光客。
⑤警察:陸上の警戒に当たる。
⑥海上保安庁:海上の警戒に当たる。
この日は、国際水産資源研究所の方々が5名来ていた。
 ※国際水産資源研究所
 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 国際水産資源研究所
 http://fsf.fra.affrc.go.jp/

10時30分 イルカが追い込まれる。しかし必死で逃れた。

(1:54)

イルカ漁船が、コーヴの入り口までイルカを追込んで来た。
猟師の手にはバンガーを叩くための金槌が見える。

イルカの群れの姿が見えた。
イルカ漁船が次々とコーヴに姿を表す。

小船が網を張り始める。
イルカがコーヴから出られないようにするための網。

追い込まれているイルカは「ハナゴンドウ」と「ハンドウイルカ 」。
水族館でもおなじみのイルカたち。
ゴンドウ系は深く潜れる。
しかしパニックで呼吸が浅くなっているため、体力が削がれてしまう。

直後、イルカたちが包囲網から必死で逃れた。(1回目の脱出)
すごい。

イルカ漁船が黒煙を噴きあげ、転回する。
エンジンを全開にして追いかけ、回り込もうとする。

10時36分 バンガーを叩くイルカ猟師

(0:34)

「バンガー」について。
バンガー(BANGER)とは、バンバン(BANGBANG)と音を鳴らす棒のこと。

バンガーは、金属でできた棒である。
金属の棒にオイルが充填してあり、さらに棒の先端は広がっており、音が拡散しやすいように作られている。
この棒を水中に差し込み、金槌で叩くことによって水中に轟音を出し、イルカをパニックに陥れ、音で囲い込み、追込んでいく。

音の伝わる速度は、空気中では秒速340mだが、水中では秒速1500mという極めて早いスピードで伝わる。
イルカショーの音楽や花火の音は、イルカのすぐそばで鳴らされ、さらにタンクの中で乱反射する。
イルカにとって非常なストレスとなる。
人間にとっては楽しい演出であっても、イルカにとっては苦痛であることを知っておくことは大事なことである。

10時39分 再びイルカたちが追込まれ、そして再度逃れる

(1:34)

イルカたちが再びコーヴに追い込まれて来る。
しかし、10時40分、再度イルカは逃れ、(2回目の脱出)
イルカ漁船は転回し、黒煙を噴きあげて追いかけていく。

10時40分 フェイスブック中継:イルカたちの息を飲む闘い

(22:35 )(画面が揺れます)

10時45分30秒
再びイルカがコーヴに追い込まれてくる。
バンガーの乾いた嫌な音が響く。
今この瞬間のをネット見ているのは、日本人より海外の人の方がはるかに多い。
猟期中、ドルフィンプロジェクトがインターネットを通じて中継している。

10時47分
1枚目の網を張り始める。
網は全部で3枚張る。
・第一の網はコーヴの岬と岩の間に張る。これを張られたらもう逃げることができない。
・第二の網は第一の網の内側に張り、群れを分裂させる。小型ボートのエンジンをイルカに向け、音と泡で追い詰める。
・第三の網はさらに内側に張り、その中で選別と殺害が行われる。

10時47分37秒
イルカたちがイルカ漁船の包囲網から逃れた。(3回目の脱出)
追い込まれた後、姿が見えなくなっている。
おそらく船の下を潜って逃げていると思われる。
イルカ漁船は黒煙を吹きながらイルカを追っていく。

10時49分2秒
再びイルカたちが追い込まれてくる。

10時50分40秒
イルカたちは再度イルカ漁船の包囲網から逃れる。
これで4回目の脱出。(4回目の脱出)
すごい。

10時51分43秒
黒煙を吹き上げイルカを追い詰めていく漁船は、イルカに対する人間の一方的な戦争のようだ。

10時52分41秒
隣にいた国際水産資源研究所の人々が、その光景を笑って見ている。

10時53分57秒
イルカたちが再度、コーヴの入り口まで追い込まれてきてしまった。

10時54分19秒
イルカ猟師たちが、第一の網を張り始め、イルカたちを追込む。
イルカたちは完全にコーヴの中に入ってしまった。

10時56分3秒
第一の網が張り終わった。

イルカたちが捕らえられた。
もう逃げられない。
殺されて遺体を食べられるか、一生人間の見世物になるかの運命が決まった瞬間。

10時57分22秒
猟師たちは、小船のエンジン音でさらにイルカを湾の深くに追い込み、第二の網を張り始める。

10時58分55秒
第一の網の外にイルカの群れが戻ってきている。
仲間を心配しているように見える(追い込み漁船は離れたところにいる。追い込まれてきたわけではない)

11時00分28秒
第二の網が張り終わる。イルカたちはその中に閉じ込められた。

11時02分23秒
猟師たちが第一の網を外しはじめた。
このときは気付かなかったが、残りの群れをさらに追い込み、一網打尽にするためにいったん網を外す作業だった。

11時11分 網の外にいたイルカたちが追い込まれてくる

(0:55)

家族を仲間を心配するように網の外にいたイルカたち。
一度逃れたが、また追い込まれてきてしまった。

11時11分 イルカたちが5度目の脱出!

(0:12)

イルカたちが再びイルカ漁船の包囲網から逃れた。
これでなんと5度目である。(5回目の脱出)
私は、心の底から逃げ切ることを祈っていた。
ドルフィンプロジェクトの中継を通してこの光景を見ている世界中の人々が、同じように祈っていた。

11時14分 フェイスブック中継:追込まれるイルカたち

(1:44)

家族や仲間を心配して残っているイルカを、さらに追い込もうとしている。

※ポッドとは群れのこと

11時19分 群れの残りが追い込まれてしまった

(2:38)

残りの群れが追い込まれてくる。
コーヴに入ってしまった。

第一の網が張られはじめ、張り終わる。
イルカたちの人生が終わった。

11時23分 最初の群れを第三の網に追い込む

(0:48)

最初の群れを、小船のエンジン音と泡で脅し、第二の網から第三の網に追い込む。

11時27分 後に捕まった群れを第二の網に追い込む

(3:05)

後の群れを、第一の網から第二の網に追い込む。
順繰りに追い込み、網を狭めていく。

パニックに陥ったイルカたちは、自ら岸に座礁していく。
座礁したイルカの噴気。
以前、ジャンプして脇の壁に激突したイルカもいたそうだ。

11時34分 イルカトレーナーたちが選別に来た

(1:09)

イルカトレーナーたちが船に乗ってイルカの選別にやって来た。
この日は、②生体販売用イルカを搬送する小船が、計3隻来る。

生体販売されるイルカに何が起こるか。

イルカ追込み漁が始まり、種類がわかり、そのイルカが水族館等から注文があるイルカの場合、イルカトレーナー・水族館関係者に連絡がいく。
イルカトレーナーはボートに乗ってコーヴに来て、イルカの選別をする。
主に選ばれるのは、女性で、皮膚がきれいで、おとなしいイルカ。
ここでも性差別が行われる。

イルカトレーナーはウェットスーツを着て、イルカ猟師とともに生体販売用イルカを捕獲する。
選ばれなかったイルカは、猟師たちによって殺害されるか、
捕獲枠を超えているなど何らかの理由によってリリースされる。
子供のイルカをリリースすることもあるが、当然ながら生きていくことはできない。
人間でも、家族を殺し、子どもをリリースしても生きていくことはできないのと同じこと。

イルカトレーナーは、イルカをイルカ用の担架に乗せ、小型ボートの脇にくくりつけ運んで行く。
太地町の各所にある生簀に監禁するため。

活動家が「イルカを殺さないでください」と必死のお願いをする姿を、ボートの上のイルカトレーナーは笑って見ていた。
イルカトレーナーは、一般的なイメージと実態とが、かけ離れている。

遺体販売されるイルカに何が起こるか。

コーヴが血に染まる従来の殺害方法が批判を受け、また、ショッキングな映像を撮影されるリスクを避けるために現在は、ノルウェー方式で殺害している。
銛に似た屠殺道具を、呼吸口の後ろから脊髄に突き刺す。
さらに捻って脊髄をねじ切る。
引き抜いた後にコルクに似た栓を傷口に挿入し、蓋をする。
苦痛の少ない”人道的”な殺害方法と主張するが、
1. 死なずに暴れ続けるイルカもいる。20分以上場合によってはさらに長い時間動いていたイルカもいる。
2. 傷口に蓋をすることによって血はイルカの体内にとどまる。イルカは自分の血で溺れていると思われる。


11時35分 一生の奴隷になるか、虐殺かを待つイルカたち

(0:31)

イルカトレーナーに一生の奴隷の運命を与えられるか、
イルカ猟師に殺害されるか、
イルカたちには知るすべもない。
この日は海に戻されるイルカは一人もいなかった。
どちらの人生であっても、地獄。

11時44分 フェイスブック中継:別のイルカトレーナーが選別に来る

(0:28)

選別と殺害は、幕を張り、その下で行われる。
活動家に撮影され、世間に見られるのを避けるため。

12時8分 イルカを運び出すイルカトレーナー 1隻目

(0:48)

柄杓で水をかけながら運び出す。
柄杓で水をかけるのは、怪我をしたイルカの血を洗い流すため、また皮膚の保護のため。
この日も血を流しているイルカがいた。
イルカは、皮膚が綺麗なイルカほど高く売れる。
地方の水族館やドルフィンスイムなどに監禁されているイルカは見た目が綺麗でないイルカがいる。
しかし、品川のエプソンスタジアムやリゾート施設など、高価格帯の収容所に監禁されているイルカは綺麗な皮膚をしている。
また女性のイルカの方が、繁殖に使えるため高く売れる。
男は安い。
低価格帯の収容所は、男性のイルカを買い、使い捨てる。

12時12分 イルカを運び出すイルカトレーナー 2隻目

(0:12)

イルカトレーナーが、イルカを拉致していく。
水族館の楽しいイルカショー、イルカの癒体験で、まるで笑っているようなイルカたちはこういう体験をしている。

12時13分 フェイスブック中継:生体販売について

(2:34)

この前日、2月24日にはシワハイルカが12人、水族館用に売られるために囚われた。
仮に1人500万円で売ったとして、6000万円の売上。

今日追い込まれたイルカはハナゴンゴウとハンドウイルカ 。
イルカトレーナーがボートの脇にイルカを括り付けて、連れ去っていく。

生体販売を行う、いさな漁協・太地町立くじらの博物館・太地開発公社・イルカ販売専門業者は大きな利益を得、
水族館は優秀な商材を手に入れる。

このイルカたちは、狭いタンクの中で一生人間を楽しませ、死んでいく。
今、目の前でショーをしているイルカがそのイルカかもしれない。
イルカショーは本当に楽しいですか?

12時27分 フェイスブック中継:連れ去られるイルカ、殺されるイルカについて

(7:28)

ハンドウイルカ6人、ハナゴンドウ2人が連れ去られた。
そして残りのハナゴンゴウがコーヴの奥に追い込まれている。
動画の中で「イルカたちは自分たちが殺されると思っていない」と言っている。
しかし、後からわかったのだが、選別と同時進行で、殺害も行われているようだ。
つまり、追いこまれているイルカたちは仲間が殺される場面を目前で見、自分たちが殺されることに気が付いている。

モーター音が聞こえる。
イルカたちは、なんとか逃れようと必死に頑張っている。
しかし、決して逃れることはできない。

もし自分が、自分の家族が、仲間が同じ目にあったらどうだろう。
恐ろしいことだ。

13時3分 最後のハナゴンドウを小船3隻で追い詰める

(3:44)

最後のハナゴンドウを3隻で追い詰める。
追い詰め終わった後、静寂が戻る。

しかしコーヴの奥では、イルカたちが、体に銛を突き刺され、静かにのたうち回っている。

13時6分 第三の網を外す作業

(1:47)

第三の網を外す作業。
イルカ猟が終わりに近づいている。

13時11分 イルカを運び出すイルカトレーナー 3隻目

(1:33)

小船の両脇に、②生体販売のイルカをくくりつけ運んでいる。

水族館のイルカのプールをよく見てみると、どこかにクレーンがあるはず。
イルカをプールに搬入監禁する時に使用するクレーン。

13時24分 イルカの遺体をくくりつけた小船 1隻目

(0:47)

①遺体販売、イルカの遺体をくくりつけた小船が、イルカ漁船に向かう。
イルカたちのヒレが見え隠れしている。
遺体に被せたビニールをイルカ猟師が足で押さえつけている。

遺体を食品として陳列する時、太地町ではイルカの名前(ハナゴンドウ 、オキゴンドウ等)を記載するが、
東京や大阪を始め、他の自治体でイルカが販売されるときは、クジラ肉/鯨肉等と記載される。

なお、イルカとは成体で4m以下のクジラのことである。

13時25分 小舟が、イルカ漁船に遺体を渡す

(0.35)

小船のグレーのビニールの下から、イルカ漁船のブルーのビニールの下に渡す。
遺体を見られたり、撮影されたりするのを避けるため。

小船が遺体を太地港まで引いて行く場合と、イルカ漁船に渡す場合がある。

遺体を運ぶ船は、かなり遅いスピードで進むためすぐにわかる。

13時27分 イルカの遺体をくくりつけた小船 2隻目

(1:28)

イルカの遺体をくくりつけた小船 2隻目と、
それに続く太地港へ帰る猟師を乗せた小船。

13時42分 イルカ生簀の上で談笑するイルカトレーナー・遺体を運ぶ船

(1:13)

太地港へ移動。

最初の船はイルカトレーナーの乗っている船。

生簀の上にいるのは、捕獲作業をしていたイルカトレーナー。
太地港方向行きの船に乗っていたイルカトレーナーなので、生簀には先ほどの猟で捕まえたイルカが入っているのだろう。
談笑している。
コーヴでは多くのイルカが殺されたことを知っているのに。
その生き死にを決めたのは自分たちなのに。

最後に太地港に入ってきている小船は、イルカの遺体を運んでいる。
小船の向こう側にビニールを掛け、その下にイルカの遺体を引いている。

13時50分 小舟とイルカ漁船が、イルカの遺体を解体場に運び入れる

(4:32)

小舟がイルカの遺体を運び入れる。
船の向こうのグレーのビニールの下にいる遺体を、青いビニールの下に入れる。
この下から、上のイルカ解体場に引き上げる。
解体場の青いビニールの左側に、一瞬ハナゴンドウの頭が映る。

小船と入れ違いに、イルカ漁船が遺体を引いてくる。
その奥に見えるグレーの大きな船は、沿岸捕鯨用の捕鯨船。
船首に捕鯨砲があり、青いビニール袋が巻いてある。
捕鯨砲は、クジラの体に突き刺さり、体の中で鉤爪が広がり、抜けなくなる。
クジラが苦しみもがき、力尽きると引き上げる。

日本での捕鯨は3種類。
①追込み猟
②突棒猟
③沿岸捕鯨(ツチクジラ・ゴンドウクジラなどを殺害)
太地町では3種類とも行なっている。

13時52分 ハナゴンドウの遺体が浮かんでいる

(1:49)

さっきまで生きていたハナゴンドウたち。

13時57分 引き上げられるハナゴンドウの死に顔

(3:22)

イルカたちは闘い抜いた。
8人が監禁、19人が殺された。
悲しい。


イルカ猟賛成派、”イルカ猟反対派”で議論がすれ違っています。
イルカ猟賛成派は、人間目線から人間同士として、イルカ猟の是非を論じています。
しかし、そもそも”イルカ猟反対派”の多くは”イルカ猟反対派”ではありません。

『イルカを含めたすべての動物の生命と自由と権利を守ろうとする人々』です。

動物を守ろうとする人々は、動物側の目線から、動物の仲間として、仲間を殺して欲しくない、傷つけて欲しくない、監禁して欲しくない、と思っています。

動物を搾取する人々は、何とか理由をつけて、既得権益を保持しようとします。
食肉(遺体食)は、最大の既得権益です。
伝統・常識・感謝・いただきます・環境問題・持続可能・生物多様性等々、これらすべて人間側の視点です。
苦しみ、悲しみ、恐怖に打ち震えている動物たちは置き去りにされています。

さて、
子牛とあなた、どちらが価値が上でしょうか。
あなたの方が価値があるという客観的、合理的な理由はありますか?
イルカとあなたは?豚とあなたは?マグロとあなたは?サンショウウオとあなたは?
あなたに特別な価値があるというのは幻想です。

我々は地球に共に生きる仲間です。
私たちはこれまで一方的な搾取をほしいままにしてきました。

地球にとって最大の害獣は誰でしょうか。

私たちは変わるべき時が来ています。
今が、パラダイムシフトの時です。


動物を解放しよう。