リブについて

ミッション

動物解放

ビジョン

私たちが目指す世界。それは、

「すべての動物が幸せに暮らし共存している、緑豊かで平和な地球」

動物たちは解放され、自然の中で自由に生き、愛し合い、子どもを育てています。
人類は動物たちをやさしく見守っています。

このような社会を実現するため、私たちは動物利用問題を解決します。

バリュー

リブが大切にしている価値観は、

「知識と共感で動物解放を実現する」

どのようにすれば日本に適した活動ができるのか。

動物たちを利用することが当たり前の社会を、動物たちを包摂した社会に変えるには何が必要なのか。

経験と学びからたどり着いたのが、「知識」と「共感」でした。

シンボルと名前について

リブのシンボルは、逆三角形の形をしています。

これは、強者がピラミッド構造の頂点に立って、弱者を搾取(三角形)するのではなく、
その上下をひっくり返して、強者が一番下から弱者を支え、守る(逆三角形)、そんな社会を目指すという思いが込められています。

また、動物解放団体リブの「リブ」は、Liberation(リベレーション)のリブ。ウーマン・リブ(女性解放運動)という名称にも使われ、知られています。

人類は歴史を通じて、弱者を守る方向に社会的進化を進めてきました。権利や尊厳の対象を拡張することによって、弱者を守り、社会に包摂しました。次に、権利の対象とし、解放するべきは、動物です。
動物の解放を実現するという、私たちの目的と意思を表すために、団体名を動物解放団体リブとしました。

リブの事業

第一期(2017〜2022) 動物利用問題の調査

2017 任意団体「Animal Liberator.net」を設立
2019 NPO法人 動物解放団体リブ設立
2018-2019 『日本一周!動物園水族館調査』実施。調査結果をまとめた『動物園水族館閉鎖』を出版
2018-2022 和歌山県、東北、沖縄でイルカ漁の現地調査を実施。調査をまとめた『イルカ・クジラ解放』を発行

その他、畜産・競馬等の現地調査、講演会、ゲスト出演等の活動を行いました。

第一期は、現地調査、情報収集、分析などを重要視し、動物園水族館・イルカ漁など、個別の動物利用問題に集中的に取り組んできました。

娯楽分野→畜産分野→野生分野と優先順位をつけ、まずは娯楽分野の調査から取り掛かりました。

調査レポート:動物園水族館閉鎖

当時、日本全国の動物園・水族館に関する網羅的な調査がなく、動物たちが置かれた現状が可視化されていないという課題がありました。

その課題を踏まえ、日本全国ほぼ全ての動物園と水族館を調査するプロジェクト「日本一周!動物園水族館調査」を行いました。

2018年から2019年にかけて、延べ9ヶ月以上車中泊をしながら、日本のほとんど全ての動物園と水族館、283施設を調査しました。

その結果、全ての施設で動物たちが精神を病み、異常行動をしていることが確認されました。

調査まとめページは、こちら から

調査で明らかになった日本全国の動物園や水族館の実態を一冊にまとめた本「動物園水族館閉鎖」をKindleで出版しました。
「異常行動」「精神疾患」「園内リサイクル」「イルカ漁とイルカショー」「動物園水族館4つの役割の欺瞞」など。これまで語られてこなかった現実を体系的に整理し、動物園水族館の方向性を提示した、日本で初めての本です。

調査レポート:「イルカ・クジラ解放」

イルカ・クジラ解放紹介

リブは、動物園水族館調査を経て、世界中の水族館にイルカを販売している日本のイルカ漁に着目しました。日本のイルカ漁を止めることは世界のイルカ監禁を解決することに大きく繋がります。

また、日本ではクジラ保護(反捕鯨)運動が、ほとんど行われていないことも課題と捉え、イルカ漁と捕鯨問題に関する調査を行いました。

これら一連の調査をまとめたレポートが、「イルカ・クジラ解放」です。
鯨類の生態、イルカ漁や捕鯨に関する問題、鯨類保護活動についてなど、鯨類を守る活動に必要なあらゆる情報を詰め込んだ、鯨類保護活動家のための本です。

第二期(2022〜) 日本の “動物解放のための社会基盤” を作る3事業

2022〜 第二期は、目黒碧(みどり)が代表を務めています。

第一期の事業評価を行い、日本では個別の動物利用問題の解決を目指す以前に、動物に関する知識と意識の底上げ、ヴィーガンの増加、活動家の増加が必須だと結論しました。

つまり、動物利用問題の解決、動物の権利を獲得を本気で実現するためには、現存するヴィーガンや活動家、賛同者の数では不可能だということです。現在は、個別問題の解決すらできていない、あるいは困難を極めています。
ゆえに、今現在(2024)行うべきは、日本人の動物に関する知識と共感をボトムアップすること、ヴィーガンや活動家を増やすこと、れらを実現するための仕組みを作ることです。このことによって未来、効果的で確実な成果を、迅速に出し、動物解放の実現を早めるための最も重要な基盤を作ることができます。

これを受け、2022年~2026年の活動方針を、「個人の変革」に注力することとし、「日本の ”動物解放のための社会基盤を作る3事業」を行なうことに決定しました。

日本の”動物解放のための社会基盤”を作る3事業

「日本の ”動物解放のための社会基盤” を作る3事業」とは、「動物解放のための総合サイト」ヴィーガンプロジェクト」「動物解放アカデミー」の3事業です。

①動物解放のための総合サイト

[課題]
動物の現状や被害、ヴィーガン、動物を守る活動についてなど、日本には、動物を守るために必要な情報がまとまっているサイトは無い 状態でした。そのため、日本全体で、基礎的な知識や意識の醸成がされていない、という課題がありました。

[解決方法]
リブのウェブサイト自体が、「動物解放のための総合サイト」です。

動物解放のための総合サイトは、日本人が、動物利用問題やヴィーガンなどについて、網羅的で体系的な知識を得られる、ワンストップサイトです 誰もが無料でアクセスでき、日本全体の動物に関する知識と意識を底上げし、動物に共感的な人を増やします。

動物解放のための総合サイトを制作するクラウドファンディングに、たくさんの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

②ヴィーガンプロジェクト

[課題]
日本のヴィーガンの数は、先進国に比べ少なく、増加率も低いままにとどまっていると考えられます。ヴィーガンになる方法や、ヴィーガンになった後に起きる課題やその解決方法が不足している状態です。

[解決方法]
ヴィーガンへのシフトは、とても素晴らしい経験です。ヴィーガンになるための情報提供やエンパワーメントやケアなどを行い、日本のヴィーガンを積極的・戦略的に増やします。また、ヴィーガン同士で相談し合え、支え合え、一緒に楽しめる、そんなイベント「動物解放カフェ」やその他イベントを実施しています。

③動物解放アカデミー

[課題]
巨大な動物利用産業に対して、動物権利活動家の数は圧倒的に不足している状態です。先ずは、活動家の総数を増やし、活動の質を底上げすることで、個別の動物問題に取り組む活動家や、法律など専門分野で活動する人々を増やすことが必須です。

[解決方法]
その課題を解決しするため、「動物解放アカデミー」を軸に、関連する教育事業を実施しています。動物解放アカデミーは、日本で唯一の動物擁護活動家育成事業です。動物擁護活動に関する基礎知識、考え方、実践的なグループワークなど、体系的で網羅的な教育プログラムを行い、日本の動物擁護活動家を増やし、ネットワークを構築し、活動全体の発展・拡大を図ります。
動物解放アカデミー2024

関連事業

3事業を中心に、講演会や勉強会、読書会や映画会などを行なっています。これまで全国各地で、動物利用問題、ヴィーガニズム、SDGsと動物の関わりなど、様々なテーマで講演をしてきました。

メンバー

代表理事 清水碧

動物利用問題を初めて知ったのは大学3年生の頃でした。調べれば調べるほど、あらゆる社会問題の根源に動物利用が絡んでいる事を理解するようになりました。その結果、動物解放活動に集中して自分の時間を投下すべきだと考え、動物解放団体リブのメンバーとして動物解放活動に取り組む決意をし、現在に至ります。

リブの目的は明確で、動物解放です。

本気で動物を解放を望む方、そしてあらゆる差別や抑圧を無くしたい方、リブの活動方針に共感してくださる方、ぜひ、共に動物解放への道を歩んでくださると嬉しいです。

代表理事 清水碧

理事(設立者) 目黒峰人

2017年にリブを立ち上げ、動物解放活動に全力で取り組んできました。この時期の活動によって、リブの特徴である綿密な調査、情報収集、分析に基づく活動を行うというスタイルが確立しました。

そしてリブの次のステージとして、様々な人を巻き込んで一緒に活動を進めるために組織化する必要がありました。そのために、2021年代表理事を辞し、元代表にリブを託しました。

そして現在、その決断は正しかったと確信しています。
ぜひ動物解放団体リブと共に、動物解放を成し遂げましょう。

理事 目黒峰人(詳細プロフィール

法人情報

名称:特定非営利活動法人動物解放団体リブ

目的:全ての動物が解放され、人間による抑圧や搾取のない社会を実現すること

主な事業内容:動物利用に関する調査・研究事業、動物利用問題や動物と人間の共生社会の提案に関する啓発事業

法人設立:2019年11月

代表理事:清水碧

沿革はこちら

年次報告・財務諸表

2023年度 活動報告書・財務諸表

2022年度 活動報告書・財務諸表

2021年度 活動報告書・財務諸表 

2020年度 活動報告書・財務諸表

2019年度 活動報告書・財務諸表

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