私たち人間と同じように、動物たちも独自の『言葉』を持ち、それぞれの方法でコミュニケーションを取っています。言葉とは、単に音や文字だけではなく、表情や姿勢、動き、匂い、さらには振動や電気信号まで、さまざまな形で表現されるものです。動物たちの豊かなコミュニケーション方法を知ることで、私たちは彼らの生き方に対する新たな理解を深めることができるでしょう。
動物たちのコミュニケーションは多種多様!
動物たちのコミュニケーション手段は実に多様です。ジェスチャー、アイコンタクト、言語、匂い、触覚など、多様な感覚を活用しています。
なので、「声なき動物」や「物言えぬ動物」という表現は、実は私たちの勘違い。
動物は声も持っているし、コミュニケーションもとっているのですが、私たち人間が、かれらの声を理解できないというだけなのです。
種ごとのコミュニケーションの特徴と例
ここでは、具体的な動物たちのコミュニケーションの例を紹介します。
単語と文法を操るシジュウカラ
「ジャージャー」はヘビ、「ヒーヒー」はタカ。このように、シジュウカラは単語を使って、天敵が来た時に仲間に知らせています。
そして、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」は「警戒して・集まれ」という意味。しかし、語順を逆にして「ヂヂヂヂ・ピーツピ」にすると、意味が通じなくなるのです。これは、シジュウカラが文法を操っているということです。[1]
人には聞こえない超音波でコミュニケーションをするイルカ
イルカは、私たちが耳にすることができない超音波を使って会話をしています。
イルカは「クリック音」や「ホイッスル音」と呼ばれる音を使い、仲間の位置を確認したり、危険を知らせたり、複雑な感情や情報を伝えたりしています。
超音波は水中で非常に速く、遠くまで届くため、イルカにとっては効率的なコミュニケーション手段です。この音波を使ったやりとりは、まるで水中での無線通信のようなものと考えられており、彼らがとても社会的な生き物であることを示しています。
低周波の音で遠くの相手とコミュニケーションをとるゾウ
ゾウは、私たちの耳には届きにくい低周波の音を使って、遠く離れた仲間と意思疎通を図っています。この低周波音は地面を伝わって振動し、数キロ先のゾウにも届くため、広大な土地で離れた仲間と連絡を取るのに非常に適しています。仲間を呼び寄せたり、危険を知らせたりするだけでなく、群れの絆を保つためにもこの音を使っているのです。ゾウの低周波の「声」は、彼らの社会的なつながりや家族愛の深さを感じさせてくれます。
いかがでしたか?
動物がコミュニケーションをしていると分かると、これからの動物を見る目が変わるかもしれません。
動物は感覚があり、感情があり、コミュニケーションもとります。
私たち人間は、実は動物性のものを一切取らなくても、生きていくことができます。
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[1] 【世界初】鳥の言葉を証明!シジュウカラの鳴き声が示す単語と文法とは. NHK サイエンスZERO. 2021/12/06. https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/blog/bl/pkOaDjjMay/bp/p0XWGW8MX7/, (参照 2024/08/27).