【アドベンチャーワールド (計13回)】
1回 『幻想と現実』
2回 『ゾウ』
3回 『鳥』
4回 『ホッキョクグマ』
5回 『クマ』
6回 『サイ』
7回 『イルカ:イルカショー』
8回 『イルカ:収容環境』
9回 『シャチ』
10回 『パンダ』
11回 『ワオキツネザル』
12回 『シカ』
13回 『動物』
アドベンチャーワールドには、アジアゾウとアフリカゾウが収容されています。
[アジアゾウ]
アジアゾウは2人。
うち1人が2年前の今頃、タイ人の象使いを殺しました。
私たちが訪れた時、飼育員を殺害したことで極めて狭いスペースから出されておらず、常同行動に陥っていました。
ゾウが人間に暴力を振るうと、すぐにニュースになります。
しかし、人間がゾウに暴力を振るっても、ニュースになることはありません。
ゾウたちは、人間たちに徹底的な暴力を振るわれています。
トラウマを抱えているゾウたち。
ゾウたちは我慢に我慢を重ねています。
[アフリカゾウ]
3人。全員女性です。
1日に何十キロも歩くアフリカゾウ。
ゾウたちが実際に動けるスペースは、電気牧柵の内側。監獄のようなスペース。
タイ人の象使いが、声を荒げてゾウを威圧していました。持っているのは棒ですが、客の前だからかもしれません。
動物園の裏で何が行われているでしょう。
電気柵。 白内障でしょうか。 鼻に膨らみ。 ゾウはよく人を見ています。
人間の視力では見えない距離でも、超望遠レンズで撮影するとこちらをしっかり見ていることがあります。
おびひろ動物園のナナもそうでした。美しい動物が、電気柵に支配されています。 バリア(動物の行動を制限する構造物)は、周囲の石垣ではありません。
その内側にある電気柵です。
細い棒が立っているのがそれ。
かなり狭い範囲であることがわかります。
動物園や水族館は、観客の錯覚をうまく利用します。バリア。 ゾウの自由を制限する構造物が、そこここにあることがわかる写真。
動物の目線から見る、とはこういうことです。象使い。
荒い言葉と態度でゾウを怒鳴りつけていました。ゾウを威嚇するための棒。
この棒はゾウには効かないでしょうが、これは観客の前で使う道具。
観客に見えないところでどんな道具を使っているか知りたいです。ゾウたちは、これまでの人生、何を見てきたのでしょうか。
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