水牛について|Project0 ウシ

水牛と牛は同じウシ科の動物ですが、水牛はアジアスイギュウ属であり、牛はウシ属です。

日本での水牛の利用度は、他国に比べて低い状況です。
その理由は、家畜産業者が水牛を利用したビジネスに参入できる仕組みが整備されていないからだと考えられます。
農林水産省が管轄すると畜場では、水牛の屠殺を受け入れていません。
水牛は、野生の鹿や猪と同じ様にいわゆるジビエとして扱われますので、肉用牛として量産できません。
同じウシ科ではありますが、属が異なるからです。

また、ホルスタインと比較して約5分の1の搾乳量なので、乳用牛としても量産向きではありません。
なので、水牛由来のチーズや肉は高価格になります。

因みにインドでは、いわゆる廃用の水牛は、屠殺場へ移送されます。
一方で、廃用牛の多くは、は全国に散在する、キャトルキャンプ(保養所)で余生を過ごす様です。
ほとんどの州が牛の屠畜を禁じているからです。
これは、ヒンズー教の影響が大きいと思われます。
また、ネパールでも牛は大事に扱われますが、水牛は使役や食用にされます。
つまり、宗教も人間至上主義であり、ヒューマニズムに過ぎないという事です。

ヒューマニズムの対象を、同じ地球に棲む動物にまで、拡大した概念がアニマリズムです。
そして、わたし達はたまたま人間に生まれただけ。
水牛や他の動物たちの自由や尊厳を奪う権利があるのでしょうか。


(宮田 龍治)

  • MAPには、使役用水牛業者は入っていません。

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