この写真のように施設は見せたい、客は見たい。
現実は以下。
異常行動を起こし、同じ場所を何度も、行ったり来たりしている姿です。
クマは異常行動を起こしやすい動物。
日本中に監禁されたクマたちのすべてと言っていいほど、
体を揺らす、同じ場所を行ったり来たりする、首をぐりんと回す、といった異常行動、常同行動に陥ています。
ツキノワグマ、ヒグマ、マレーグマ、アメリカクロクマ、ホッキョクグマ、どの種のクマも狭い檻の中で、異常な状態になっていました。
アドベンチャーワールドのクマに与えられたスペースは比較的広く、ちょっと見るとのんびり散歩しているように見えます。
しかし、少し時間をとって観察すると、クマはその広いスペースを使って、長い距離を行ったり来たり、常同行動に陥っていることがわかります。
監禁すること自体が、動物を苦しめているという証拠です。
生態環境展示が流行っていますが、広ければ監禁して良い・生態に近ければ監禁して良い、という発想自体が、人間中心主義で、動物を見下げており、尊厳と権利を無視しています。
動物を解放しよう。
すべての動物に自由を。