動物利用問題
食に使われている動物
私たちの食生活では、牛、豚、鶏、卵、魚、蜂蜜など、動物たちを食べることが当たり前になっており、食以外の分野と比較しても桁違いに動物が利用されています。
しかし一度動物たちに目を向けてみると、遊びが好きだったり、友達を作ったり、親子の絆が強かったり、かれらはとても個性豊かです。
衣類に使われている動物
皮革、ダウン、毛皮、ウールなどが防寒としての役割を超えて、ファッションやステータスとしても使用されています。しかし、その裏では毛や羽、皮膚を取られるためだけに生まされ、搾取される動物たちの存在があります。
娯楽に使われている動物
例えば動物園・水族館などは日本の幼稚園や小学校では遠足の定番で、そのような施設の存在自体に疑問を持つ事の方が難しいかもしれません。
その裏側で動物たちはストレスで精神病に陥った結果異常行動を繰り返していたり、用が済んだら使い捨てのように処分されたりしています。
実験に使われている動物
私たちが普段使用する洗剤、化粧品、医薬品等のために行われている動物実験。例としてモルモットやマウスは共感力が高く、仲間が危険な目に合っている時に助けようとさえします。残酷な実験は動物の尊厳を壊すものであり、現在は動物を利用しない代替法の開発も進んでいます。
野生動物
人間による活動によって野生動物も被害を受けています。針葉樹の植林や湿地の埋め立てなどの生息地の破壊や外来種輸入などにより、日本の野生動物は居場所を奪われ、絶滅の危機に瀕しています。農作物の被害等の根本原因の認識と野生動物との共生策の実行が求められます。