ヴィーガンになると、正直、外食にコツが必要になります。
地方にヴィーガンレストランは少なく、都会であっても目的地を定めて行かないと見つからず、ヴィーガンオプションがあるレストランも少ないです。
とはいえ、筆者がヴィーガンになった2015年から比べると、格段に広がっています。1980年代からヴィーガンの人は、今の状況が信じられないと感動していました。
ヨーロッパのヴィーガン先進国では、そこここにヴィーガンレストランがあり、どのレストランでも大抵ヴィーガンオプションがあります。来るべき未来、日本も必ずそうなります。日本の動物倫理や動物擁護活動は、30年遅れと言いますが、外食の環境も同じでしょう。日本のどこにでもヴィーガンレストランがあり、困らない環境を作るのは、私たちヴィーガン自身にかかっています。
この記事は具体的なレストラン情報などについては書いてありません。ヴィーガンレストランの探し方に関して、軸となる見方や考え方について書いてあります。ご参考にしてください。
レストランの探し方
ヴィーガンが食べられる外食先は、ヴィーガンレストラン、ヴィーガンオプリョンがあるレストラン、普通のレストランで食べられるものがあるレストランです。
ヴィーガンレストラン、ヴィーガンオプションがあるレストランの探し方
探す方法は、ヴィーガンレストランを紹介しているサービスを利用する、ヴィーガンの人に教えてもらうがあります。
ヴィーガンレストランを紹介しているサービスは、情報がまとまっており、マッピングされてるものもあるので便利です。いくつか有名なサービスをご紹介します。
インターネット
ハッピーカウ (米国のサービス。近くのレストランを探せるアプリもある(有料))
ベジマップ (NPO法人 Vege Project)
Hachidory (NPO法人 アニマルライツセンター)
Vegewel (株式会社cotta)
その他、InstagramやFacebookに、情報交換コミュニティがあります。
紙媒体
ベジマップ(NPO法人ベジプロジェクトジャパン)
東京ヴィーガン&ベジタリアンレストランガイド 2024-2025(公益財団法人 東京観光財
団)
ヴィーガンレストランガイド東京(NPO法人 日本ヴィーガン協会)
チェーン店のヴィーガンオプション
最近は、チェーン店でもヴィーガンフードが提供されるようになってきました。例えば、
一風堂、九州じゃんがら、カレーハウスCoCo壱番屋、コメダイズ(コメダ珈琲)、スターバックスコーヒー、モスバーガー、
さらには肉料理専門店でさえ、ヴィーガンフードを提供し始めています。びっくりドンキー、焼肉ライクなどです。
少し前まで、このような状況は想像できませんでした。ヴィーガンは目覚ましく拡大しています。
様々なレストランやメーカーがヴィーガンフードを販売するため、情報を集めるのは大変です。そこで、最新の情報は、SNSでアンテナが高い人や情報交換をしているグループを見つけ、フォローするのが良いと思います。
田舎での食事について
田舎に行くと、ヴィーガンフードを探すことが難しいこともあります。その時にどうするか、色々な人が試行錯誤しています。
お弁当を持って行く
最初からヴィーガンフードがないとわかっている場合は、お弁当を作って持っていきます。美味しいし、お金もかからないし、外出先でのお弁当は楽しいし、天気が良かったら外で食べたら気持ちいいし、おすすめです。
コンビニやスーパーで買う
果物やナッツはそのままでも食べられます。ご飯が食べたい時は、レンジで温めるご飯を買って、納豆や岩のり、最近はヴィーガンのレトルトカレーがコンビニでも売っていますので、かけて食べます。業務スーパーには、ヴィーガンのレトルトやお菓子が売っているのでおすすめです。
困った時のインドカレー
田舎で助かるのが、インド人やネパール人がやっているインドカレー屋さんです。まるでオアシスのようです。
ダルカレー、チャナマサラ、ベジタブルカレー、サグカレー(ほうれん草のカレー)、サイドメニューだと、サモサ、野菜のパコラ(天ぷら風の食べ物)が、食べられる可能性が高いです。
ただし、注意点があります。
- 動物性食品が入っていないか聞くと、日本語がよくわからないまま答えたり、宗教的に、乳や卵やヨーグルトは良いと思っていることがあります。店員さんの日本語能力や動物性食品への理解度を推察し、よくわかっていないようであれば、確実に一つ一つ確認する必要があります。一つ一つ確認する必要があるのは、肉、乳、ヨーグルト、バター、卵、マヨネーズ、ドレッシング、油(ラード、牛脂)などです。
- また、カレーはせっかくヴィーガンで作っているのに、最後に上にヨーグルトをかけることもありますので、「ヨーグルトはかけないで欲しい」と、こちらもしっかり伝えた方が良いです。
外食の際にできる、ヴィーガン社会を前進させるちょっとした働きかけ
外食の機会を活かして、ヴィーガンや動物の権利擁護を前進させる活動をすることができます。
例えば、
- ヴィーガンレストランに行ったことのない人をヴィーガンレストランに誘う
- ヴィーガンや動物のことについて質問されたら、相手が知りたいことを回答する(相手にとって、過剰だと感じることのないくらいの回答に止めておく)
- ヴィーガンレストランの人やヴィーガンオプションがあるレストランの人に、感謝を伝える
- レストランに電話してヴィーガンオプションがないか問い合わせる、できれば検討して欲しいとお願いする
といったようなちょっとした働きかけです。こういった働きかけは、必ず、社会を少し前進させます。
言うまでもありませんが、働きかける相手に対して尊敬の念を持ち、無礼のない態度を心がけます。
この記事が皆さんの参考になれば嬉しく思います。もし、こんなアイデアあるよ、こんなサイトがあるよといった情報があれば、動物解放団体リブにお知らせください。
読んでいただいてありがとうございました。
皆さんのヴィーガン外食ライフが、楽しく、豊かで、充実しますように!!
動物を解放しよう。