象は社会的な動物
特に、女性の象は、親族とその子どもたちと一生一緒に暮らします。
男性の象は、単独、あるいは男性だけで一緒に暮らします。
ご飯を食べ、歩き、水浴びをし、協力して子育てをし、外敵から守り合って生きています。
ゾウは家族や仲間と一緒にいることで安心感を得、またそれがゾウにとって自然な状態です。
何十年間も、他のゾウと会うこともなくたった一人でおいているということは、極めて不自然な状況を強いているということになります。
Elephant In Japan
そんな社会的な象の「単独飼育」は、世界的には問題視されています。
日本でも、単独飼育されている象の専門的な調査が行われています。
残念ながら海外の研究者と団体によるものです。
Elephant In Japan の日本の単独飼養についてのレポート
http://elephantsinjapan.com/wp-content/uploads/2017/08/EIJ_Report_Japanese_web.pdf
事例
【ナナ】
おびひろ動物園(北海道帯広市)
1961年インド生まれ58才。(2019年時点)
54年間監禁、23年間単独監禁。
暖かい地域に住んでいた象にとっては、寒い地域は不自然な環境です。
象に体毛はほとんどありません。
「もし自分だったら」と考えることが、動物への配慮一歩目です。
【テル】
遊亀公園付属動物園(山梨県甲府市)
18年間単独監禁。
一日中、常同行動をしています。
【宮子】
宇都宮動物園(栃木県宇都宮市)
最長単独監禁は、45年の
自分が、45年間、一歩も外に出ることができない狭い空間で、
1年中、言葉の通じない種に見られ、笑われ、
仲間とコミュニケーションできなかったら。
まるで、45年間続く悪夢のようです。
これまでには、60年以上の単独飼育された象もいました。
誰にも助けることはできず、孤独のうちに亡くなっていきました。
JAZA「単独飼育ゾウの環境改善について」
年末に、JAZAが単独飼育の象を無くしていく。と発表しました。
http://www.jaza.jp/jaza_pdf/news/171227_jaza_news.pdf
一見、良いニュースのように見えます。
しかし、
「単独飼育を防ぐためには、新たに輸入しなければならない」
という論理に、正当性を与える根拠にしようとしているのではないでしょうか。
本当の目的は、もちろん動物園の存続です。
北海道の円山動物園が、平成30年に4人の象を輸入します。
4人ならいいじゃないかと思いますが、
いつかは必ず1人になります。
無理やり連れてこられた寒い土地で、4人で助け合っていくことになります。
その仲間が死んでいく辛さを、配慮しているでしょうか。
本当に動物のことを考えたら、そんなことができるでしょうか。
※2020年時点で既存の単独監禁のゾウに関して改善されたというニュースはありません。
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