娯楽に使われている動物

157 到津の森公園(181223/福岡県北九州市)

  • 2020/03/23

【特徴】

・ゾウの飼育を放棄するとの一文があった

【到津の森 感動した動物園】

到津の森のサル山を見たときは感動しました。
写真を見てお分かりになるでしょうか。
飼育員が自ら、面倒で手間ばかりかかる状況を作っています。
既存のコンクリートでできたサル山のあちこちに、わざわざ土を入れるスペースを造作し、植生を作っています。
エンリッチメントの素材は木や笹など自然のもの。
定期的な交換が必要になります。

これを、日本モンキーセンターや東山動物園、井之頭公園など、その他すべてのサル山と比べてみるとレベルの違いは明らかです。
園の方針と飼育員の取り組みがまったく違います。
飼育員はサル山の中に何の防備もせず入り、掃除をされていました。

北海道から日本一周調査を続け、九州の到津の森に来るまであまりにひどいサル山ばかり見てきたので、しばし感動したのを覚えています。
もちろん、猿を監禁していること自体が、動物の尊厳や権利の侵害であり、人間至上主義であるので許されることでないのは言うまでもありません。

動物にとって良い環境とは、観客にとって良くない環境です。
・緑が多くて見えにくい
・隠れる場所が多くて、どこにいるかわからない
・バックヤードに隠れていて出てこない
・広すぎて、遠くにいるのであまり見えない。
一部到津の森にもそのような施設もありました。

エンリッチメントや掲示板など、全体的にレベルが高いのですが、とはいえそれは動物園という施設の文脈の話。
当然、非倫理的で反自然、人間至上主義的な点もたくさんあります。
・雨が降り肌寒い天候なのに、道沿いに放置されたキバタン、オトメズクロインコ
・餌やり販売機
・ふれあい体験。ハラスメント体験(情操教育に役に立たないとされ、海外からも批判されている)
・観客に気づかれず行動を制限するための電気柵、尖った石、模造岩石等姑息なバリヤ。
・毛の抜けたゴシキセイガイインコ(ストレスかイジメか)
・ライオンの扱い
・(動物が)「来てくれた」等々、人間の都合勝手で観客、特に子どもの捉え方を誘導する表現


なお、岩野園長に「科学的な話をしろ」と言われたことがありますが、そもそも、人間が動物を監禁してよい科学的根拠があるのか答えていただきたいものです。

【写真】

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【Z-138 到津の森公園/Itozu N0 Mori Zoological Park】

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Wiki:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%B0%E6%B4%A5%E3%81%AE%E6%A3%AE%E5%85%AC%E5%9C%92

〔情報〕
種類:行政
所有:北九州市
運営者:北九州市都市整備公社(指定管理)
JAZA:〇

〔LIB情報〕
調査日:2018年12月23日
LIBページ:https://animal-liberator.net/animal-liberator/157-181223-itozu
写真:https://photos.app.goo.gl/Dq2cFYA4x6kQFTxm8
動画:https://www.youtube.com/playlist?list=PLQT1RmSZIgCp8T6YQp7pV5qOAkcN-rCag

この記事を書いたライター

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動物解放団体リブ編集部

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